【実態調査!】今の時代どんなシステムエンジニアが求められているのか?
エンジニア転職公開日 : 2019年10月25日 | [更新日] 2023年05月01日
これをお読みになっているということは、現在就活をしている学生や、SE(システムエンジニア)に転職を検討しているのではないですか?
この記事を見つけたあなたは超ラッキーです。←
企業側がどのような人材を求めているのかを知ることができれば、これから先どのようなことに取り組んでいけばいいのかなど、目標をしっかり立てる事ができ、就活・転職も成功する事、間違いなしです!
そこでこの記事では、現在企業側としてはどのようなシステムエンジニアを求めているのかを解説していきます。この記事を読んで就活・転職成功させましょう!
目次
そもそもシステムエンジニアって?
そもそもシステムエンジニアって?と思う方も少なくないはず。
IT業界を支えているといっても過言ではない2つの技術者が、システムエンジニアとプログラマーです。何となくパソコンソフトやアプリのプログラムを作っている人…そんなイメージがありますよね。
実際はどのような仕事内容なのでしょうか。
SE(システムエンジニア)の仕事内容とは?
システムエンジニアの仕事内容は、一般的にはシステムの仕様をお客様と一緒に決めていく、プログラムを作成する際に必要となる設計書の作成、開発チームの進捗の管理など仕事内容は多岐にわたります。
システム開発は、基本お客様とシステムの仕様を決めていく上流工程と、実際にシステムを開発してテストを行っていく下流工程に分かれますが、システムエンジニアは主に上流工程を担当することが多いです。
ただ、現場によって上流工程と下流工程どちらも担当することもあります。
SE(システムエンジニア)に必須な3つのスキルとは
システムエンジニアに必須なスキルを3つ紹介します。
・情報分析能力
・プログラミングの知識やスキル
・マネジメント能力
以上の3つのスキルがシステムエンジニアにとって必要な能力となっています。
情報分析能力
まず「情報分析能力」ですが、新聞やニュースや顧客との会話などから情報を得て、それらを分析して結論まで導いていく能力で、このスキルを磨くことによって進捗具合の判断や分析していくことができるようになります。
例えば、何か不具合が生じた時などに何が原因で生じた不具合なのかを正確に判断しなければいけない場面が出てきますが、このスキルがあることによって情報を正確に分析することができるので、不具合の解消だけに留まらず、新たな不具合を未然に防ぐための手段を講じることができるようになります。
このスキルを鍛えていくためには、日頃から話す順番を意識し、相手がどのような意図で話しているのかを考え、常に情報を得るように努力していかなければいけません。
確かに上司や同僚に聞くことで早急に解決することができるかもしれませんが、自分で考えて行動しなければ自分の力には中々なりません。
何事においても調べる癖をつけることによって、このスキルは鍛えていくことができます。
プログラミングスキル
「プログラミングスキル」ですが、システムエンジニアですので当然プログラミングに関する知識は必要です。
プログラムを正確に読み取るスキルを身につけて、自分で作成したプログラムは第三者が見てもわかりやすいプログラムにしておかなければいけません。
プログラミングの基礎を勉強しただけでは、現場で対応できるほどのスキルはありませんので、まずは処理の流れやプログラム構造を理解していくことが重要になってきます。
マネジメント能力
最後に「マネジメント能力」ですが、システムエンジニアはプログラムの設計をするだけが仕事ではなく、受注した仕事を契約終了までしっかりとスケジュール管理をしていき、納期に間に合うようにシステム開発をしていかなければいけません。
そのためにもシステムエンジニアにとってマネジメント能力は必須になっており、納期に間に合う正確な工程や工数を導き出していくスキルが必須です。
SE(システムエンジニア)の種類をご紹介
システムエンジニアと一括りにされていますが、システムエンジニアの中でも幾つかの種類があります。大きく分けると開発エンジニアとインフラエンジニアに分けられます。
その中で開発エンジニアに分類されるのが以下の4種類。
・ゲームエンジニア
・制御エンジニア
・ブリッジシステムエンジニア
インフラエンジニアに分類されるのは以下の4種類。
・ネットワークエンジニア
・データベースエンジニア
・ヘルプエンジニア
開発エンジニアは、システムやアプリの開発をしていくシステムエンジニアで、アプリといってもゲームだけでなく、一般には公開されていないアプリでも、企業や公務に利用されるアプリの開発もおこなっていきます。
一方のインフラエンジニアでは、システムの開発ではなくシステムを動かすために必要な環境を構築していくシステムエンジニアでサーバーやネットワークなどに特化しています。
SE(システムエンジニア)の年収はいくら?
SE(システムエンジニア)の年収はいくらくらいなのでしょうか。
https://jp.indeed.com/
2020年1月現在において、過去12ヶ月間ににIndeedで掲載された求人広告からのデータによるとSE(システムエンジニア)の年収は平均で541万円となっています。
大手求人サイトdodaの平均年収ランキング(2019年)によると全体平均年収は、408万となっていてかなりかなり高水準の給与が貰える事もわかりました。
SE(システムエンジニア)の将来性
続いて気になるであろうSE(システムエンジニア)の将来性についてみていきます。
今はSE(システムエンジニア)が求められる時代
世界のほとんどで使われている「パソコン」「スマートフォン」ですが、これらインターネットを介したサービスが、企業だけに留まらず一般家庭でも普及しています。
これらは全てIT業界の発展に伴って普及していったサービスとなっており、IT業界が発展していけばいくほどにシステムエンジニアという職種の需要は広がっていきます。
そして、システムエンジニアの需要が高まり続けることによって、今後新たなソフトウェアの開発やシステムの開発などもどんどん進歩していくでしょう。
「SE(システムエンジニア)募集」の求人サイトに溢れている
システムエンジニアの多くが企業に勤めることになりますが、企業側の理解が少ないこともあり、過剰な残業などを強要するような、いわゆる「ブラック企業」も多くなってしまっているので、システムエンジニアを求める時代でありながらも、人材自体は少なく、人手不足になっているのが現状となっています。
また、システムエンジニアとして実践で活躍できるまでに要する時間が長いこともあり、せっかくシステムエンジニアになったとしても、離職してしまうシステムエンジニアも多くいるのも現状です。
そういった理由もあり、システムエンジニアとして転職を検討している人や、新卒でシステムエンジニアになりたいと考える人が閲覧する求人サイトでも、好条件の求人が非常に多く掲載されています。
こちらは大手求人サイトindeedで「システムエンジニア」のキーワードで検索して出てきた求人です。求人検索結果が128,190 件とこのことからもシステムエンジニアの需要が高いことが伺えます。
もちろん日々スキルは磨く必要がありますが、今後もSE(システムエンジニア)は必要となってくるので、将来性を不安視する必要はないでしょう。
SE(システムエンジニア)に向いている人
SEに向いている人の特徴の一つ目は、「論理的思考力」です。
論理的というのは物事を色々な側面から見たり緊急事態までをも想定し、作業を客観的に見れる思考のことをいいます。
クライアントの希望を考慮しつつ、現在の仕様で本当に問題がないのか、この仕様にプラスして新たなシステムが必要にならないかなど、先まで見通す力がSE(システムエンジニア)には必要です。
2つ目は好奇心・探究心がある人です。
SEになるためには黙々と作業を続けなければなりません。
その作業を通して新しいものを作れるようになったり、発見したりできるようになるので、好奇心を持って一つのことを突き詰める性格の人には向いていると思います。
3つ目はコミュニケーション能力がある人です。
黙ってひたすら作業するイメージを持っている方もいるかもしれませんが、実際SEとして仕事をする上でコミュニケーション能力は必須です。
チームで作業する時もうまくやり取りができないと困りますし、トラブルが起きたときに解決するコミュニケーション能力がある人に向いていると思います。
SE(システムエンジニア)に向いてない人
SEに向いてない人はどんな人でしょうか?
まず向いてないと言えるのが大雑把な人です。
プログラミングではとにかく正確性がが大切です。一つの作業を適当に終わらせてしまうと、そのあとどんどん問題が起きてしまいます。
次は反対に几帳面すぎる人です。
几帳面な人はSEに向いていそうな感じがしますが、実はなかなか難しいんです。
プログラミングをしていると、様々な問題とぶつかります。
そのときに、これを解決できなければ絶対に次へ進めないと考えてしまって、まったく先へ進めなくなってしまったり、思い詰めてしまったりする人は、長く仕事を続けるのが難しいでしょう。
最後は継続するのが苦手な人です。
IT業界は変化のスピードが本当に早い業界です。
そのため最新情報を手に入れる努力をずっとしていかなければなりません。
一度技術を身につけたら終わりではなく、向上心を持って続ける必要があるので、継続するのが苦手な人には向いてないと言っていいでしょう。
SE(システムエンジニア)に求められる能力とは?
先ほどSE(システムエンジニア)に必須な3つのスキルを紹介しましたが、ここではできるSE(システムエンジニア)になるために必要な3つのスキルを紹介します。
整理整頓能力
SE(システムエンジニア)になるために必要なスキル1つ目は、デスク周りを整理整頓する能力です。
デスク周りをいかに使いやすく環境構築していくことが重要になっています。当然個人差があることで、「自分はこの方が使い勝手がいいんだ!」と考える人もいるかもしれませんが、理想的なデスク環境にすることによって作業効率を上げることができるなど、メリットがたくさんあります。
パソコンのディスプレイですが、1画面で作業をしているシステムエンジニアはほとんどいません。システムエンジニアは1度に多大な情報を扱っていますので、最低でも2画面、より理想的なのは3画面で作業をしていくことになります。
また、システムエンジニアはパソコンを使うのがメインになってきますので、当然使い続けることで目が疲れてしまいます。ですので、目が疲れにくい液晶を採用するなど、疲れがたまりにくい環境も重要です。
そして、デスク周りにはゴチャゴチャと物を置くのではなく、シンプルかつコンパクトして効率的な作業ができる環境を作りましょう。
英語力
SE(システムエンジニア)になるために必要なスキル2つ目は、英語力です。システムエンジニアになるのに英語力が必要とよく聞きますが、本当に英語力は必要なのでしょうか。
システムエンジニアには、英語が使えなくてもなることはできますが、プログラミングには英語が使われていることもあるので、最低限使えるようになる必要はあります。
また、システムエンジニアの技術行法やドキュメントは英語で書かれている場合がほとんどで、仕事を効率的にこなしていくことができるようになるので、できれば英語力をあげておいた方がいいでしょう。
また、海外に発注する場合にも当然英語は必要になってきますので、海外と取引を進めていきたいのであれば、英語での会話はもちろんのこと、英語で仕様書をかけるようになれれば非常に便利になります。
コミュニケーション能力
SE(システムエンジニア)になるために必要なスキル最後は、コミュニケーション能力です。
なぜシステムエンジニアにコミュニケーション能力が必要なのかと疑問に感じる人もいるかもしれません。
システムエンジニアは、プログラマーのようにプログラミングスキルを磨くことで成立する仕事ではなく、顧客や関係者とのコミュニケーションを取る必要があります。
まず、システムエンジニアの最初の仕事は、顧客との打ち合わせをしていきながら、顧客が本当に求めているシステムを正確に読み取るという作業です。
まずここでコミュニケーション能力がなければ、顧客が要望している内容を読み取ることができませんし、誤った情報でシステム開発しても顧客からは不信感しか得ることができません。
次にシステムエンジニアは、顧客からの要望を元にシステム設計書を作成しますが、その情報を元にチームに対して説明をしていくことになります。
当然システム開発をしていくのは一人では不可能なことで、チームとして行動していかなければいけません。そして、チームといってもそれぞれが勝手に作業を進めていたのでは、顧客の要望に応えたシステム開発をしていくことは不可能となっています。
ですので、ここでもコミュニケーション能力がなければ、チームに正確な情報を伝えることができずに要望とは異なるシステムを開発してしまう可能性があり、チーム全体をまとめていくことができなくなってしまいます。
エンジニアとはいえ、コンピュータと向き合って、コードを書くだけが仕事ではないので、コミュニーケーション能力を上げる努力をしましょう。
時間管理能力
仕事をする上で納期はつきものです。
ですので納期に間に合うようにスケジュールを組んで時間配分を考える能力はとても重要です。
1人で作業する上での時間配分を組むだけでなく、リーダーになった場合はチーム全体の役割分担と時間配分を考えなければなりません。
このようなスキルは仕事をしながら身についていくものでもありますが、勉強をしている段階で意識してみるといいかもしれませんね。
全体を見ながら作業する力、管理する力が大切です。
まとめ
今どんなSE(システムエンジニア)が求められているのか?をテーマに、現代のSEに必要なスキルや、年収、将来性などをみていきました。
いくらSEが足りないからといって、向上心がない、スキルをキャッチアップしようとしないSEは必ず淘汰されていきます。
企業・人から求められるSEになるためにも今回紹介した記事を参考に、今の自分に足りないスキルを磨いていきましょう。
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