プログラミング習得に英語力は必要?システムエンジニアになるには英語は必須ではない!
エンジニア転職公開日 : 2019年04月14日 | [更新日] 2023年06月01日
「これからはプログラミングの時代と言われてるしプログラミングをマスターしたい!」
そんな風に思って、いざプログラミングについて調べてみるとズラッと英単語が並んでいる…
学生時代から英語が得意で英語アレルギーでなければ何てことはないでしょう。
しかし全然、英語が出来なかった方にとってはこれは大問題のはずです。
これからプログラミングを勉強しようとしている人にとって「プログラミング学習に英語力が必要かどうか」「システムエンジニアになるには英語力が必要なのか」はとても気になると思います。
結論から言うと、プログラミング習得にもシステムエンジニアになるにも英語力は必須ではありません!
それでは、詳しくみていきましょう!
目次
プログラミングを習得するのに英語力は必要なのか?
まず結論からいうとプログラミングをマスターするのに英語力は必ずしも必要ではありません。
全然、英語が出来なくても問題なくプログラミングの知識を覚えられます。
ただ英語力があったほうが学習効率が上がることは間違いないです。
もしあなたが「プログラミングをマスターしたい」と考えているのであれば、英語が苦手でもプログラミングはマスターできるので安心してください!
次からは英語力が必要ない理由と英語力があった方が学習効率が良くなる理由を述べていきます。
英語が出来なくてもプログラミングをマスターできる理由
英語が出来なくてもプログラミングをマスターすることは可能です。
実際に英語が苦手だった人でも独学で学んだり、プログラミングスクールで学習することで実際にITエンジニアになったケースが多くあります。
英語が苦手でもITエンジニアになった人がたくさんいる事実は、英語が苦手だけどこれからプログラミングを頑張ろうと思う人にとって心強い話ですよね。
実際のところプログラムを書いて実行した時にエラーが出た場合、エラー文は英語で表示されます。
これをみると「やっぱり英語が出来ないとダメなのでは?」と思うかもしれません。
でも心配無用です。
エラー文が英語だったとしてもネットでググれば、エラー内容を事細かに解説してくれているサイトがたくさん見つかります。
あなたがプログラミング学習の中で引き起こしたエラーはすでに他の人が経験済みで、その解決策を優しい人が丁寧に教えてくれているのです。
その為、分かりやすいサイトからエラー内容を把握して修正すれば大体の問題は解決可能になるでしょう。
英語が苦手だとしても上手にググることが出来れば、どんどんプログラミングの学習を進めることが出来ます。
プログラミングを学習していく上では「英語力」よりも「ググる力」の方がとても重要です。
今はこのことがスッと理解できていないと思いますがプログラミング学習をしていけば、この言葉の意味がはっきりと理解できるようになるでしょう。
英語が出来た方がプログラミングの学習効率が上がる理由
英語力がなくてもプログラミングをマスターできるとお伝えしました。
ただプログラミング言語は基本的に英語でつくられているので、やっぱり英語が出来た方がプログラミングの学習効率は間違いなく上がります。
先ほどエラー文は英語で表示されるとお伝えしました。
この時に日本語で解説されたサイトだけでなく英語で解説されたサイトを参考に出来ると学習効率はグンとあがります。
より高度なエラーになると英語で解説されたサイトに詳しく問題の解決策が書かれている場合が多いので英語が出来る方がエラーを早く解決することが可能です。
また、プログラミングを学習する中でどうしても分からない問題が発生したとしましょう。
そんな分からない問題を質問できるサイトがたくさんあるのですが、もし英語が出来れば日本のサイトだけでなく海外のサイトにも質問が可能です。
日本語サイトで有名な質問掲示板サービスにはTeratailやStackOverFlow jaがあり、世界的に有名な質問掲示板サービスではStackoverflowというサービスがあります。
日本のITエンジニアだけでなく海外のITエンジニアにも質問した方が、分からない問題が解決する可能性が上がることは理解できるのではないでしょうか。
100人に質問するよりも1万人に質問した方が有益な回答が返ってくる可能性は上がりますよね。
その他にもプログラミング学習で必ず使用することになるツールがあるのですが、そのツールのリファレンス(説明書)は基本的に英語で書かれています。
例えばですが自分のPCにプログラミングできる環境を構築するために必要なソフトウェア「Vagrant」などのリファレンス(説明書)は英語です。
翻訳サイトで翻訳すれば問題ないですが、学習スピードを考えると英語が出来て翻訳無しで読み進められる方が確実に効率は高い。
英語ができると上記のようなメリットが発生するので、英語力があった方がプログラミング学習で有利なことは間違いないでしょう。
システムエンジニアって英語必要なの?
プログラミングの習得には必ず英語力が必要ということではないが、英語力があったほうが学習効率が上がることが分かりました。
最近、システムエンジニアでも英語を使える方が良いと言われていますが、実際のところは本当に必要な場面はあるのでしょうか。
結論から言うと、英語が必要になる場合と、特に必要にならない場合があります!
詳しくみていきましょう!
業務上必要になるケースは少ない
まず初めに、実際の業務の中で英語が必要になる場面というのはほとんどのケースでないです。
業務の中で英語が必要となるケースとしては、同じプロジェクトメンバーの中に海外の方がいたり、実際に取引をしているお客様が海外の方の場合に該当します。
国内業務をしているシステムエンジニアの場合は、日本語でのやり取りがメインとなるため、日本語さえしっかりしていれば問題ありません。
英語が必要になるケースはまれでしょう。
英語ができると最新テクノロジーのキャッチアップができる
業務上必要になるケースはほとんどないというのは先ほど解説しましたが、もし最新のテクノロジーの知見が欲しければ、英語は出来るようにした方がいいでしょう。
実は、最新の技術を知りたいときには、日本の情報から調べるのではなく、海外から発信される情報を調べたほうが良いです。
なぜならば、海外から発信される情報は、日本よりも圧倒的に最新の情報だからです。
基本的には、海外から情報が発信された後に、その情報が日本に流れてきて、日本でその情報を元にしたテクノロジーが使われるといった流れになります。
このように、いち早く最新の技術をキャッチアップしたいと思っている人は、英語を使えるようになった方がより良い情報をキャッチアップすることが出来ます。
テクノロジーに関する資料は英語の方が優れている
先ほども申し上げた通り英語の資料のほうが日本の資料と比べると最新の情報が書かれています。
資料の質に関しても、英語の資料のほうが上質となっています。
その理由として、日本で書かれている資料の中には、英語で書かれている資料を日本語訳にしている資料も存在しています。
その場合、翻訳の時点で少し解釈が違ってしまうという恐れがあり、しっかりとした情報を得ることが出来ません。
その反面、英語の資料の場合は原本となるため、英語を読むことが出来れば正しい情報を取得することが出来ます。
確実な情報が欲しいという方は英語の資料からの情報をキャッチアップすることをおすすめします。
システムエンジニアが必要な英語スキル
ここまでシステムエンジニアには英語が必要かどうかについて解説してきましたが、もし英語をこれから習得したいと考えているシステムエンジニアは、どの英語スキルを身に付ければいいのでしょうか?
英語を読めればとりあえず問題なし
とりあえずは、英語を読めるようになれば問題ありません。
業務で英語を使わない場合は、基本英語の資料を読んだりする機会しかないため、資料さえ読めればとりあえずは情報のキャッチアップが出来ます。
英語を使えるための目的として、最新の情報をキャッチアップするためという目的があると思うので、その目的を果たすためには英語は読むだけで十分になります。
余裕があればリスニングも鍛えよう
次は余裕があるときで結構ですが、リスニングも鍛えておくことにより、より多くの情報をキャッチアップすることが出来ます。
目から入る情報もあれば、耳から入る情報もあります。
例えば、最近はyoutubeが流行っていますが、こういったyoutubeの動画は質が高いものが多いです。
しかも、資料を見るよりもより気軽に情報をキャッチアップすることが出来ます。
また、ほとんどの動画が無料で提供されているため、とりあえずは見ようという感覚で見てみることをお勧めします。
動画の場合だと、ハンズオンの形式で進められる動画スタイルが多いということもあり、実際に手を動かしながら学習を進めることが出来るのでとても効率よく学習を進めることが出来ます。
まとめ
「プログラミングを学習するのに英語力が必要なのか」、「システムエンジニアには英語力が必須なのか」についてみていきましたがいかがでしたか?
必ずしもプログラミングを取得するのに英語力は必要ではありません。英語力がないからといってプログラミングを諦めることはないですし、プログラミングをマスターするために英語力をつける必要もないです。
またプログラミングで必要となる英語は心配しなくても学習していく内に自然と覚えられます。それよりも分からない問題に出くわした時に上手にググることが出来るかが重要です。
これからプログラミングを学習していくのであれば、今直面している問題を言語化するクセをつけることをオススメします。
システムエンジニアになったとしても、業務上で使う場面はほとんどありません。最新の技術をキャッチアップしたい場合には、読めるくらいにしておくといいでしょう。
とはいえ、英語を使えるようになると、仕事の幅を広げることが出来るというのは間違いありません。
海外には優秀なエンジニアが多いですし、最近は国内でも活躍する海外のエンジニアの方もいらっしゃいます。そういった方とコミュニケーションを図るときでも、英語を使えればより良いコミュニケーションを図れますし、スキルを学べるかもしれません。
余裕があれば、英語を学習してみてください!
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