SESから自社開発エンジニアになるには?必要なスキルからおすすめのエージェントまで
エンジニア転職公開日 : 2020年05月28日 | [更新日] 2023年09月01日
「エンジニアになりたいと思っていろいろ調べていくと、「SES」という聞きなれない言葉が出てきた、、、」
と思う方はいませんか??
SESはSystem Engineering Serviceの略で、契約形態の1つ。
そんなSESですが、あまりオススメできないという情報が多いんです。
なぜそんな情報が出てしまっているんでしょうか?
個人的にはエンジニアのファーストキャリアとしてSES企業に務めるのはアリですが、SES企業に比べて自社開発企業には、多くのメリットがあるのも事実です。
そこで今回は、SESから自社開発エンジニアになるために必要なスキルからおすすめのエージェントまでを徹底解説します。
目次
そもそもSESってなに?
SES(システムエンジニアリングサービス)は、エンジニアがクライアント先に出向いてシステム業をおこなうこと。
SES契約を結ぶのは、エンジニアを雇用しているSES企業と派遣先のクライアント企業になります。
クライアント企業で、システム開発をはじめとしたIT業務をおこなえる人材が少ないため、SES契約が結ばれるんです。
今の時代、ITなくして企業の発展は望めません。
SNSを使った企業のマーケティング、システム導入による業務負荷の軽減、効率化を求めたシステムの導入など、コストをかけてでも実行すべきことがたくさんあります。
でも、いざ自社でIT業務に取り掛かろうと思っても、全ての企業にシステム業務がおこなえる人材がいるわけではありません。
特に大きなシステムになると、プログラミングだけではなくサーバーの構築などのインフラ部分が関わってきます。
それって素人にはできない難しいことですよね?
だからSES契約をしてエンジニアを一定期間雇うシステムがあるんです。
システムの概要を決定する外部設計から、本番リリースまでを担当するエンジニアもいれば、コーディング工程だけという場合もあります。
SESから自社開発企業に転職するメリット
SESが客先常駐であるのに対し、自社開発企業は自分の会社で働けると言う理由で、自社開発エンジニアにあこがれるSESエンジニアが多いです。
それだけでなく、自社開発エンジニアには、多くのメリットがあります。
今後、自社開発企業に転職をしたい、、、!なんて方もいるんじゃないでしょうか?
そんな方に向けて、SES契約で働いている方が自社開発企業に転職したときに感じられるメリットについて解説していきます。
収入があがる
自社開発の場合、比較的SES契約で働くよりも高収入が期待できます。
SESは、クライアントから仕事が降ってくるため、本来の金額よりも少し低い額で依頼されるんです。
間に何社もの企業が入ってくるような下請け案件の場合、高収入は期待できません。
しかし自社開発の場合、どこの企業も仲介しないため、稼いだら稼いだ分だけ収入として還元されるのです。
自社開発したサービスが伸び続ければ、そのぶん収入にも反映されていくでしょう。
納期に余裕がある
自社開発の場合、SESと比べると納期に余裕があり柔軟に対応してくれます。
SESは自分の会社の仕事ではないため、決められた納期をずらすことは難しいんです。
さらに、納期までの期限が短くなりやすく、無理なスケジュールでも人員の増加と残業でまかなおうという企業が多くなっています。
自社開発は、基本的に今いる人員で無理のない計画で進めることが多いですし、自社の社員になるので、それだけ負担もかけないような計画を立ててくれます。
仮に納期に間に合わなかったときでも、社内であることから相談もしやすく柔軟に対応してくれるのが魅力的です。
ハイレベルのエンジニアと同僚になれる
SES企業の場合、とりあえずクライアント先にエンジニアを派遣していれば、成果物を出せなかったとしても報酬を得られます。
そのため、エンジニアの中にはスキルがほとんどない人もいるのです。
しかし、自社開発の場合はサービスを開発して売り上げることで会社の利益となるため、利益を上げられるスキルの高いエンジニアを求めています。
自社開発の企業には、自然とハイレベルのエンジニアが多くなりやすいというわけです。
レベルの高いエンジニアがいれば、それだけ自分のスキルも磨かれていきます。
SESから自社開発エンジニアになれるの?
自社開発の魅力は伝わりましたか?
ただ自社開発に行きたいと思っても、現実的にSESから自社開発エンジニアを目指せるのかが気になりますよね?
結論は可能です。
自社開発企業は、SES企業と比べると人気は高いものの、エンジニア不足という現状があるので、条件が合えば転職できます。
それではどうしたら、自社開発エンジニアを目指せるのかについて解説していきます!
未経験がエンジニアになるためにSESをファーストキャリアにしよう
スキルの高いエンジニアを求めている自社開発企業では、エンジニア未経験で転職することは難しいでしょう。
個人的にサービスを作ったなどの実績を上手くアピール出来れば、未経験でも転職が成功することもあります。
しかし、基本的には実績がなければ厳しいのが現状です。
そこで未経験の方におすすめしたいのが、ファーストキャリアとしてSESで経験を積んでいき、十分にスキルを身に付けてから自社開発企業への転職をすることです。
SESは自社開発企業よりもハードルは低く、未経験でも採用してくれる企業が多く見られます。
まずはSESで経験を積んでみるのはどうでしょうか?
プログラミングスクールに通って自社開発エンジニアを目指すという手も
自社開発企業でエンジニアを目指すのであれば、SESで経験を積んでから目指すのがおすすめだと解説しました。
でも他にも方法は有ります!
プログラミングスクールに通って、自社開発エンジニアを目指すのもおすすめです。
プログラミングスクールは、名前の通りプログラミング言語について学べるスクールのことです。
最近ではオンライン上で学べるスクールが多く、時間や場所を問わずにプログラミング言語の学習ができます。
他にも各スクールでその人の習熟度に合わせたオリジナルカリキュラムを使ったり、オンライン上で質問ができたりなどのサポートが充実しています。
ここでは、自社開発エンジニアを目指すときにおすすめしたいプログラミングスクールをご紹介していきます。
ポテパンキャンプ
ポテパンキャンプは、Webエンジニアを多数輩出している実践型プログラミングスクールです。
オンラインでの受講が可能で、Webエンジニアを目指す受講生が集まります。
ポテパンキャンプには大きく2つの特徴があります。
1つ目は、就職することを前提としたプログラミングスクールであることです。
スクールに入学してからは、Webエンジニアを目指すために必要なプログラミング言語を中心に身に付けていきます。
一定期間のカリキュラムを終えたら、フリーランスエンジニアとして働いていくか、企業に就職して働くかによって異なるサポートを受けられるんです!
2,000以上のIT企業と取引のあるポテパンキャンプでは就職先の紹介や案件の紹介までしてくれます。
2つ目は、2つ目は豊富な実績を誇るキャリアカウンセラーのサポートが付くことです。
プログラミングスクールの魅力の1つに、なんでも質問できるキャリアカウンセラーの存在があります。
キャリアカウンセラーは、学習に関する質問はもちろん、自分の学習方法が合っているのか、今後どんなキャリアを歩んでいけばいいのかなど、いろいろ相談に乗ってくれます。
ポテパンキャンプでキャリアカウンセラーを担当している人は、3,000人以上ものカウンセリングを担当していて経験豊富。
エンジニア市場の動向も抑えているので、顧客のニーズに合ったエンジニアを目指せるのです!
テックキャンプ エンジニア転職
テックキャンプ エンジニア転職は、未経験からでもプロフェッショナル人材を目指すことをコンセプトに、Web系言語を中心に学べるプログラミングスクールです。
テックキャンプ エンジニア転職が選ばれるのには、大きく4つの特徴があります。
1つ目の特徴は、未経験専用のカリキュラムを採用している点です。
テックキャンプ エンジニア転職では、受講生の99%が未経験者。
そういった方でも理解できるように、カリキュラムの内容は非常にわかりやすい内容。
未経験の方の挫折率は9割ほどと言われていますが、このカリキュラムで学習すれば、未経験の方でもしっかりとプログラミングを身に付けることができるでしょう。
2つ目の特徴は、即戦力の人材へと成長できる点です。
普通のプログラミングスクールでは、脱初心者を目標とした学習スタイルのため、基本的には卒業後に即戦力という形にはなりにくいです。
その反面、テックキャンプ エンジニア転職では、より現場に近い課題を扱っているため、学習を進めていけば知らないうちに即戦力となる実力を身に付けられます。
3つ目の特徴は、自分のライフスタイルに合わせて通える点です。
プログラミングを学習する人の中には、社会人として企業に勤めながらエンジニアへの転職を目指している方がいます。
そんな方でもご安心ください。
すべてオンラインで受講できるので、働きながらでも十分に通えるのが人気の一つになっています。
4つ目の特徴は、サポートが充実している点です。
テックキャンプ エンジニア転職では、1人1人に専属のライフコーチが付きます。
プログラミング学習中にわからないことはもちろん、今後のキャリアについても相談が可能です。
また、エンジニアとして企業に働くまでの転職活動や面接練習などのサポートもしてくれます。
SESから自社開発エンジニア になるために必要なスキル
SESから自社開発エンジニアを目指せるのがわかったところで、必要になってくるスキルが気になりますよね?
自社開発ならではの必要なスキルもあります。
ここでは、SESから自社開発エンジニアを目指すにあたって必要となるスキルを解説していきます。
プログラミングスキル
何といってもプログラミングスキルは必須です。
自社開発の場合は、外注せずに自分の会社で全てを作っていきます。
また企業によって使われているプログラミングスキルやツールが異なるので、事前に確認し、ある程度の技術を使えるようにしておきましょう。
コミュニケーション能力
エンジニアはずっとパソコンの前でキーボードを叩いているイメージがあるため、プログラミングさえできれば問題ないと考えている方もいるかもしれません。
実際は逆で、コミュニケーション能力がなければ難しい職業です。
どのような仕様にするのか、画面のデザインはどうするのか、どういった処理を実装していくのかなど、システムを作り上げるためには密なコミュニケーションが必須になります。
コミュニケーションをしっかりとっていないと、想定していなかったものができあがってしまい、最悪の場合はやり直しが発生することもあるのです。
手戻りを少なくするためにも、コミュニケーションを積極的に図れる人材がエンジニアでは重宝されています。
自社開発エンジニアになるには転職エージェントを使おう
自社開発エンジニアを目指す場合、転職エージェントの利用がおすすめです!
エージェントを利用すると、簡単に自分の条件に合った求人を紹介してくれます。
一般的には紹介されていない求人もあるため、条件のよい求人を見つけられる可能性が高いです。
求人サイト内での自社開発とSESの見分け方
求人によっては、自社開発だと思っていた企業が実はSES企業だった、、、なんてことも。
そうならないためにも、どちらの企業であるかを見分ける必要があるのです!
見分け方のポイントには、大きく2つあります。
1つ目は、求人に自社開発と明記されているかどうかです。
自社開発をおこなっている企業であれば、それがちゃんと記述されています。
また自社開発が事業の中心なのかどうかも重要です。
2つ目は、プロジェクト先やクライアント先などの明記があるかどうかです。
SESというのは、客先に行くってお仕事をするもの。
なのでプロジェクト先やクライアント先という記述がある場合、SES企業である可能性が高いです。
これらのポイントに注意して求人を探していきましょう。
おすすめの転職エージェント
転職エージェントの中でも、おすすめのエージェントがいくつかあるのでご紹介します。
レバテックキャリア
レバテックキャリアは、ITエンジニアとデザイナーに特化したサービスです。
アドバイスしてくれるエージェントは、専門的な知識を持っているため、エンジニアとしての立場で色々とアドバイスをしてくれます。
非公開の厳選された求人も数多く紹介してくれるため、登録だけでもしておいた方が良いと思います!
DODAエンジニア IT
DODAは、国内最大級と言われている転職サイトで、DODAエンジニアITは、エンジニア転職に特化したものです。
エンジニアへの転職を希望するのであれば、とりあえず登録しておけば間違いないでしょう。
非公開の求人を紹介してくれる場合もあります。
エージェントのサポートも素晴らしく、履歴書や職務経歴書の添削、企業との日程の調整、面接対策などをサポートしてくれます。
SESから自社開発エンジニアになるのは可能
今回は、SESから自社開発エンジニアになるために必要なスキルからおすすめのエージェントまでを徹底解説しました。
SESから自社開発エンジニアになるのは可能ですが、そのためには「高レベルのプログラミングスキル」に加えて「コミュニケーション能力」が必要です。
2つそろって初めて優秀なエンジニアとして評価されます。
もし未経験から自社開発エンジニアを目指す場合には、まずはSESで経験を積むのがおすすめです。
実務経験がないと自社開発企業への就職は難しいため、ある程度経験を積みながらスキルアップする必要があります。
十分なスキルを身に付けられたら、今回の記事で紹介した転職エージェントを利用し、自分の条件に合った求人を見つけていきましょう!
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