プログラミングして作るものがない人へのTIPSを紹介します!
プログラミング学習公開日 : 2019年08月03日 | [更新日] 2023年03月01日
インターネットの学習サイトでプログラミングを勉強した方の中には、カリキュラムの最後までやったの、プログラムで作るものがないな、と感じた方が多いのではないでしょうか。
ワープロで文章を打てるようになったとしても、それで小説が書けたり、編集の仕事ができる訳ではないように、プログラムの文法を覚えたとしても、いつもスマホで使っているようなサービスが作れる訳ではありません。
プログラミングのスキルを習得して、サービスを作れるようになるには、もっといろいろな経験が必要です。
プログラミングを学んでプログラム言語とはどのようなものか解ったら、次に何かを作ってみるのが良いとされています。
しかし、何を作れば良いの解らないという方がほとんどです。ここでは、そのような方におすすめのやり方についてご紹介します。
目次
初心者が陥るワナ「プログラミングで作るものがない」
一通りプログラミングの学習を受けたものの、何も作るものがない、という悩みは、多くのプログラマーが経験しています。それもそのはずで、プログラミングを学んだからといって、いきなり全く新しいサービスを作れる人などいません。
中には、漠然とこんなサービスを作ってみたい、と考えている方もいるでしょう。しかし、そのような方は、イメージしているサービスと、これまで学んだプログラミングが直接結びつかないのではないでしょうか。
さらに、そもそも新しいサービスを考えられる人は少数派で、ほとんどの方はプログラミングができると何かおもしろそう、とか、将来の役に立ちそう、と考えて始めたのではないでしょうか。
そのような方に、さあ次は何か作ってみましょう、と言われても、特に作るものがない、というのが本音です。
しかし、それでプログラミングをあきらめてしまってはもったいない。すべてのプログラムは、簡単なことの組み合わせです。
組み合わせ方によっては、誰も思いつかないようなすばらしいサービスが生まれるかもしれません。
まずは、簡単なものから作ってみて、少しずつ組み合わせてオリジナルなプロダクトを作ってみてはいかがでしょうか。
次から、プログラミングで作るものがない、と感じている方におすすめの方法をご紹介します。
プログラミングは手段であって目的ではない
プログラミングを学習されている方に言っておきたいのですが、プログラミングはWebサービスやアプリを作るための手段です。プログラミングすることを目的にしてはいけません。
作るものがない方へおすすめのTIPSをご紹介する前に、まずはプログラミングとは何かについて簡単に解説します。
そもそもプログラムの役割とは
既に勉強された方にはご存知かもしれませんが、プログラムは、コンピュータを意図したとおりに動作させるためのものです。
そのため、プログラミングでは、コンピュータができることしか記述しません。
しかし、コンピュータはネットワークに接続することで、他のコンピュータの機能を利用したり、ネットワークに接続された多くの機器を利用できます。
世の中にあるWebサービスやアプリは、こういったコンピュータの仕組みを利用しています。そのため、これを理解できないとWebサービスやアプリのプログラムが作れません。
このように、プログラム言語の文法を理解したとしても、コンピュータができること、特にネットワークに接続したコンピュータができることを理解していなければ、Webサービスやアプリは作成できません。
文法を理解できたくらいで作るものがないのは当然です。まずは、コンピュータの基本的な機能を使うプログラムを書いてみましょう。
何を作るかよりも自分はどこまでやれるか
このようにプログラミングを学んだからといって、一人でいきなりWebサービスやアプリを作るのはかなり難しいことです。作るものがない、と感じているのなら、まずは自分でできることをやってみましょう。
プログラムの文法の勉強をやっている方なら、テキストにサンプルが載っていたのではないでしょうか。
まずは、そのサンプルプログラムを動かしてみましょう。その機能が簡単だと思えても、そのプログラムを動かすためには準備が必要だったり、結果を確認する仕組みが必要など、プログラムを動作させる基本が学べます。
プログラミングで、やれることを増やしてみよう
先程紹介したようなサンプルプログラムが実行できたら、次はそれにオリジナルの機能を追加してみましょう。
また、サンプルプログラムを幾つか書いていると、これとこれを組み合わせると、面白いのでは、といったアイデアが浮かんできます。
そうしたら、サンプルプログラムを組み合わせたプログラムを書いてみてください。
プログラミングの楽しみは、自分が考えた動きをプログラムに書くことで、そのとおりに動くことが目に見えて解る点ではないでしょうか。
そして、元になったプログラムがコピーしたものだとしても、それらを組み合わせたのはあなたのオリジナルです。そういったオリジナルが増えると、きっと、プログラミングが楽しいと感じるられることでしょう。
作るものがないと感じるのは、プログラミングが楽しくないから?
究極的な話をしましょう。あなたは今プログラミングが楽しいと感じていますか?
楽しいと感じている時は、色んなものを作ってみたい、もっと知識を増やしたい!とわくわく思っていたのではないでしょうか。
前はそんな風に思っていたのに…などと思う場合には、ある種の倦怠期がきているのかもしれません。
日々目の前の作業に追われて、新しい知識を増やすことを辞めていませんか?ここ何ヶ月か同じ業務をしていませんか?
そんな自分の状態に、刺激を与えましょう。
下記では、今まさに作るものがないと思っている方に、具体的な作成例をご紹介していきたいと思います。
プログラミングで作るものがない方へおすすめのTIPS
これまで解説したように、プログラムの文法を学んだくらいでは、一人でプログラムを作ることはできません。
プロとしてやっていくためには、もっと、いろいろなことを知る必要があり、その知識を使ってプログラムを組む経験を積まなければなりません。
次から、プログラミングを勉強したものの、それを使って作るものがない、と感じている方に、おすすめのやり方をご紹介します。
サンプルプログラムを動かす
先程もご紹介したように、まずはテキストに載っているサンプルプログラムを実行してみるのが基本です。
もしサンプルプログラムが極端に少ないなど、作るものがない場合は、プログラミング学習サイトで公開されている無料テキストなどのサンプルプログラムを探してみてください。
他にもネットで検索すると、多くのサンプルプログラムを掲載した記事が見つかります。
チュートリアルをやってみる
プログラミングを一通り勉強して、本格的なWebサイトやアプリを作ってみたいけど、作るものがないと感じている方は、チュートリアルサイトに挑戦してみてはいかがでしょうか。
例えば、Railsチュートリアルには、Ruby on Rail でTwitterのようなWebサービスを作るためのチュートリアルが掲載されています。
外国のサイトでは、他にもこのようなチュートリアルサイトがあるので、ステップアップを目指したい方は、ぜひチェックしてみてください。
サンプルやチュートリアルに機能を追加してみる
プログラミングを仕事にするということは、まだ世の中にないWebサービスやアプリを、その仕様からコンピュータによる動作をイメージし、プログラムを作って実現することです。
自分がイメージしたことを、プログラムに書けないようではプロとしてやっていけません。
サンプルやチュートリアルで動作するプログラムを書けるようになったら、そこに自分で考えた機能を追加し、それが意図したとおりに動いているか確かめましょう。
追加する機能は、どこかで見たことがある機能でも構いません。自分で考えた機能を、プログラムで実現できることがポイントです。
既存のサービスを真似してみる
短期間でプロのスキルが身に付くプログラミングの学習方法として、ブートキャンプ方式の学習方法が人気を集めています。
この方法は、複数のメンバーが協力してオリジナルなWebサービスを作ることで、プロとして必要とされるスキルを効率よく身に付けられます。
そして、この方法で作られるWebサービスの多くは、既存のサービスを真似たものがよく使われます。
これは、既存のサービスについては、ブートキャンプに参加するメンバーの全員が知っており、これから作る機能をよく知っているからです。
このように、新規にWebサービスを作る場合、その仕様から機能をイメージできなければなりません。
残念ながら漠然としたイメージからは、動作するWebサービスは作れません。なお、ベテランのプログラマーは、曖昧な話からでも仕様を考えてプログラムを作れますが、経験が浅い方はそうはいきません。
イメージしやすい既存のサービスを真似たWebサービスを作ってみましょう。
プログラミングで作るものがないと感じたら手を動かすことを考えよう
プログラミングを学んで、そのスキルを使ってみようと思っても、多くの方が作るものがないと感じます。しかし、だからと言ってプログラミングの学習をやめてしまうのはもったいないです。いろいろなプログラムを書いて実行してみてください。
プログラムは、コンピュータを動かすためのものです。そのプログラムによって、コンピュータが意図したとおりに動作しなければ、プログラムが書けるようになったとは言えません。自分で考えたプログラムを組んで、意図したとおりにコンピュータを動かしてみましょう。
そして、そのためには手を動かして、プログラムを書くことが大事です。作るものがない、と感じたら、簡単なものからでも構わないので、とにかく動くプログラムを書いてみましょう。
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