プログラミングは簡単という幻想に惑わされるな
プログラミング学習公開日 : 2020年03月09日 | [更新日] 2023年10月01日
「プログラミングは簡単だ」、最近このような情報が出回っていることがあります。
惑わされないでください!
結論から申し上げると、プログラミングは簡単ではありません。
なぜプログラミングは簡単ではないのかについて詳しく解説していきます。
目次
プログラミングは簡単なわけがない
最近は様々な情報が出回っています。特に多いのが、これを飲めば何もしなくても簡単に痩せる事ができる、といったようなものです。
しかし、これらをその言葉通りに受け取ってはいけません。これは、プログラミングについても同様なことを言えます。
どのような事が言われているのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
プログラミングは難しい
未経験でもプログラミングは簡単に理解する事ができます、というような記事を見る事がありますが、正直いってプログラミングは難しいです。なぜなら、しっかりと順序を踏んで学習を進めないと必ずどこかでつまずくからです。
また、どこか1つでも間違えればプログラムは動かないため、その1つのエラーを解消するのに1日かかる事も日常茶飯事です。
プログラミングを組むためにもアルゴリズムという考え方が必要になったり、プログラムを組むために環境構築をしたり、設計をしたりとプログラミング以外の部分も重要になってきます。
参考書通りにしてもうまくいかないのはなぜ?
プログラミングに関する参考書は、世の中に数多く出版されています。この記事を読んでいる方の中でも、プログラミングに関する参考書を持っている方がいらっしゃると思います。
しかし、初心者の方が参考書を勉強した後に実際に自分の作りたいものにチャレンジすると、必ずどこかでつまずきます。
なぜなら、参考書に書いてあることはあくまで基礎的な内容で、最低限理解しておかなければならない内容だからです。プログラミングが身についたと実感するのは、何度も実践経験を積んだときになるでしょう。
参考書はプログラミングの入り口程度と考え、参考書を読み終わった後は実際にサービスを作ったりするなどして実践経験を積むのがおすすめです。
プログラミングにエラーはつきもの
プログラミングをしていると必ず付きまとってくるものがエラーです。
これはプログラミング歴が長い人でも必ずつきものです。エラーの種類も様々ですが、何度もエラーを乗り越えていくうちに、このエラーの原因はおそらくここだろう、というようにあたりがつくようになってきます。
このレベルになるまでは、何度もプログラミングをしてエラーを乗り越えていく必要があります。
しかし、初心者の方の場合はエラーが発生した後に、なかなか解決できずに結局あきらめてしまうというケースが非常に多いです。
このエラーを乗り越えることで真のエンジニアへの道が近づくので、非常にもったいない。ので諦めないでください。
プログラミングには絶対にエラーはついてくるものだ、と割り切ってしまいましょう。大事なのはエラーを起こさないようにプログラミングをするのではなく、発生したエラーをどのように解決するかです。
エラーを怖がらずにプログラミング学習をしていきましょう。
未経験・文系でも、独学できる?
結論から申し上げると、誰でも独学でできます。
プログラミングをするのにもっとも必要なことは、絶対にプログラミングを学んでエンジニアになる、という強い意志です。
未経験のかたがプログラミングを始めた場合、必ず挫折しそうな瞬間が訪れます。そこで挫折せずに乗り越えるか、そのまま諦めてしまうかでエンジニアへの道が決まるのです。
自分は絶対にエンジニアになるんだ、という強い意志があればゆっくりでも必ずやり抜くことができるでしょう。
実際に社会人になってから転職をしてエンジニアになったかたや、文系出身にエンジニアは多数いらっしゃいます。
大事なのは肩書きではなく、プログラミングに対するやる気です。
プログラミングを最短で習得するには目標設定が需要
プログラミングに関する参考書などの数も多く、プログラミングスクールで勉強した方がいいというアドバイスなど、様々な視点からのアドバイスがあることによって混乱してしまっているケースが多くあります。
ですが、大前提として自分がプログラミングを学んで何をしたいのかを知ることで、何から学んでいくことがベストなのかを知ることができます。ですので、ここでは初心者がプログラミングを勉強する上で大事にすべきことを紹介しておきます。
プログラミングを学ぶ際に気をつけること
まず最初にプログラミングを学ぶ上で気をつけておきたいことですが、先ほども話しましたが、プログラミングを勉強することで将来どうなりたいのか、いくらぐらい稼げる人になりたいのかなど、明確に目標設定をしておく必要があります。
目標設定をするために重要なポイントを3つ紹介します。
①手段が目的になっていないか
プログラミングに限りませんが、上達を実感できない人の特徴として、「手段が目的になってしまっている」ことが挙げられます。
具体的に言いますと、「技術書を読むこと」が目的になってしまっている、あるいはプログラミング言語を習得することが目的となってしまっているなどです。
こういった状態は、真面目に努力をする人が陥りがちなことです。しかしこうなってしまうと、分からないところを一つ一つ潰していこうとしてしまい、なかなか学習の効率は上がっていきません。
②プログラミングは何のためにやるのか
皆さんは、どうしてプログラミングを学ぼうと思ったのでしょうか?「Hello,World!」と画面に出すためですか?きっと違うと思います。
起業がしたい、自分でサービスを作りたい、フリーランスとして働きたい・・・などの目標があって、その手段としてのプログラミングであったはずです。
目標が明確になることで、その目標に向かって何をすべきかがはっきりとしてきます。逆に目標もなくなんとなくプログラミングを勉強しようと考えているのであれば、最初に何をしたらいいのかわからずにそこで挫折してしまう可能性が高くなってしまいます。
最初の目標が明確であれば、多少わからないことがあっても、あまり問題ではないのです。
なぜならプログラミングを完璧にすることが目的ではないからです。
そういった人は、結果として学習効率が上がり、プログラミング全体の流れを早く把握することができます。
③目標を定めるコツとは
目標を定めるコツは、大きな目標を細分化していくことです。
皆さん、まずは大きな目標があるはずです。その目標を叶えるために必要なことを書き出します。
そして、その必要なことを叶えるために必要なことを書き出す・・・ということを繰り返し、どんどん小さくしていって最終的には、今日何を行えばいいかまで小さくします。
ここまで具体的にできれば、あとはその順序を逆に辿っていけばいいわけです。そして、こういったときには期限を必ず決めましょう。期限を決めることで、より具体的になり達成率が上がります。
プログラミングを自分で学習する前に気をつけておきたいポイント
これから独学でプログラミングを学習する前に気をつけておきたいことが以下の4つです。
・完全に理解するのをやめる
・コードを書く前に立ち止まる
・エラーの解決方法を覚える
それぞれについて解説していきます。
勉強の前に勉強の手順を把握しておこう
まずは何と言っても、勉強を始める前にどのような手順で勉強を進めていくのかを決めることです。
例えば、これからダイエットをすると決めた時に、糖質制限をするのか、それともカロリー制限をするのか、どれを選ぶかによって食べることのできる料理は変わってきます。
プログラミングの勉強についても同じことが言えます。最初に目標を設定し、目標から逆算して、学ぶべきプログラミング言語を決め、その言語を学ぶために適した学習スタイルを確立させる必要があります。
学習スタイルは、書籍を買って学習したり、Web上の情報で学習を進めたり、オンラインの学習サービスを利用したり、実際にプログラミングスクールに通ったりなど様々です。
すべてを理解してからコードを書こうとしてはいけない
次に、実際にプログラミングをするときの話になります。プログラミングとは、コードを書くことによって実現されるものです。初心者のかたがやってしまいがちなのが、それぞれの言葉の意味や、役割などを完璧に理解するまで実際のコードを書かないということです。
言うなれば、練習ばかりをしてしまい、試合をおこなっていないという状況になります。
そうではなく、練習はほどほどにして、さっさと試合をしてみましょうということです。
プログラミングは、机上で学習しても身に付きづらく、実際にプログラミングをするなかで覚えていくものだと思います。
そのため、最初は感覚を掴むためにもコードを写したり、書籍通りに進めていくのが良いですが、早い段階でその学習方法はやめて、自分で作りたいサービスを作ってみましょう。
何も考えずにコードを書こうとしてはいけない
先ほど、早い段階で実際にコードを書きましょう、といったお話をしましたが、ただ闇雲に書くだけでは身につきません。コードを書く前に、大まかな構成を考えることが非常に重要です。
例えば、これから家を作るとなった時に、必ず家の設計図を作ります。どのような材料を使って、どういった組み合わせにするのか、どのような間取りにするかなど、しっかりと構成を練ってから実際の建築工程へと進みます。
プログラミングに関しても、全く同じことが言えます。
これから作りたいサービスのためには、どのようなプログラミング言語を使用し、どのようなサーバーを用意するのかなど、設計が非常に重要です。
また、どういった変数を使って、どういった条件でコードを書いていくのか、といったように具体的なコードの中身についても設計します。そのため、これからコードを書くといった方は、まずは設計からしっかりとおこなっていきましょう。
エラーが起きたときはこうやって解決
次はエラーの解決についてです。実は、初心者が挫折する原因の一つになっているのがエラーを解決できないことになります。難しいのが、どこがエラーの原因になっているのか、という切り分けができていないことです。
どれだけプログラミング歴が長い人でも、プログラムを実行した際にエラーは発生します。しかし、初心者のかたと違うのが、そのエラーに対してどのようなアプローチをすれば解決できるのかを知っているという点です。
そのため、どのようなエラーが発生した場合でも、しっかりとしたアプローチをする必要があります。アプローチをするためには、どこで発生したエラーなのかをしっかりと洗い出す意識をしましょう。
例えば、コードを書いていてエラーが発生した場合、変数の宣言でエラーが起きているのか、それとも変数を使用している関数の中でエラーが発生しているのかなど原因を明確化する必要があります。
そのためにも、デバック機能を使って一行ずつコードを実行する癖をつけましょう。そうすれば、どこでエラーが発生したかわかりますし、その時の変数にはどのような値が入っているかもわかります。ぜひ積極的に利用してみてください。
プログラミング勉強法の手順を確認しよう
次に、プログラミングを勉強するための具体的な手順について解説していきます。手順としては、以下の5つの手順です。
⒉先ほど決めたプログラミング言語の基礎を身に着ける
⒊メンターを見つける
⒋オンライン上でサービス実装体験をする
⒌自分でサービスを作る
それぞれの手順について詳しく解説します。
1.学ぶ言語を決めよう
まずは、これから学習するプログラミング言語を決めましょう。何を勉強するのかを明らかにしないことには、学習も始めることができません。学ぶ言語の決め方については、後ほど詳しく解説します。
2.学ぶ言語の基礎を勉強する
学ぶプログラミング言語を決めたら、次にそのプログラミング言語の基礎を勉強しましょう。実践の中でプログラミングは覚えていくとはいうものの、基礎くらいは知っていないと実践を経験する土俵にも立てません。基礎というのは、教科書レベルのことになります。書籍やWeb上で検索し、しっかりと基礎を身につけましょう。
3.メンターを見つける
プログラミングのことを相談できるメンターを見つけましょう。独学で学習をしていると、必ず壁にぶち当たる時がやってきます。その時、すぐに相談できる人がいるのといないのとでは雲泥の差があるのです。
身近な知り合いでもいいですし、最近ではオンライン上でもメンターを見つけることができるので、初心者のかたはメンターを見つけることをおすすめします。
4.オンライン上でサービス実装体験をする
次に、実際のサービスを作ってみましょう。しかし、初心者のかたがいきなりサービスを作るのは非常に難しい話です。そこで、オンライン上で提供されている学習サイトを使い、サービスの実装体験をしましょう。最近では、オンライン上で気軽にプログラミングを学習しながら、最終的には一つのサービスを完成させるといった学習サイトが増えています。
これらを利用し、自分で書いたコードが実際に動くまでを経験しましょう。オンライン上といっても、最初にサービスを作った経験は非常に貴重なものです。ここでしっかりと経験を積み、今後自分でサービスを作るための参考にしましょう。
5.自分でプロダクトを作る
最後に、今までの学習の経験を生かし、自分のプロダクトを作りましょう。作るものはなんでも構いません。
ただし、これまでと違うのはコードを書くだけではなく、実際にプロダクトを運用するためのサーバーを用意したり、サーバーに作ったプログラムをデプロイしたり、どういったものを作るか設計したりなど、コード以外の部分で苦労することが多いです。
しかし、ここを乗り越えればかなりの実力がつくので頑張りまし
勉強法その1 – 学ぶ言語の決め方
これから学ぶプログラミング言語の決め方について解説します。
自分が作りたいプロダクトを明らかにする
まずは、自分がどういったプロダクトを作りたいかを明らかにすることが重要です。WEBサービスを作りたいのか、iPhoneアプリを作りたいのか、Androidアプリを作りたいのか、人工知能やAIを作りたいのかなど、目的によって使われるプログラミング言語は異なってくるのです。
勉強する必要がある言語を洗い出す
自分の作りたいプロダクトを明確にしたら、次にそのプロダクトを作るために必要なプログラミング言語を洗い出しましょう。WEB上で調べれば、どの言語を使えばプロダクトを制作できるかわかるはずです。
プロダクトによっては、様々なプログラミング言語で実現可能な場合があるので、実現可能なプログラミング言語の中でも、難易度の低いプログラミング言語の選択をおすすめします。
まずはこれから!おすすめのプログラミング言語
プログラミングを学習する中で必ず出てくるのがプログラミング言語です。
プログラミング言語は数にして200以上のプログラミング言語が存在していて、特に初心者はどのプログラミング言語を勉強すればいいのか判断できなくなってしまいます。
結論から言って、自分が目標としている未来に対して必要なプログラミング言語を勉強するのが一番ですが、その自分の未来にあったプログラミング言語を見つけるのが非常に困難になってきます。
そんなプログラミング言語に迷っているのであれば、【Python】【JavaScript】【Ruby】を学んでいくのをおすすめします。
この3つの言語は、学習の容易さや就職する際の求人に多く出てくる言語で、プログラミングにおける基礎となる言語になっています。
これらの言語は汎用性も高く、WebサービスやWebアプリの制作に使い勝手のいい言語になっていますので、これからプログラミングを学ぼうと考えている人の礎となるプログラミング言語になっています。
ただし、今紹介したプログラミング言語も、現在のプログラミングの世界での話ですので、これから先、将来的にずっとおすすめかと言われるとそうではありません。
プログラミング言語は常に技術が進歩し続けていることもあって新しい言語もどんどん誕生してきています。ですので、自分の目標にあっているプログラミング言語を選択することが最も重要になってきます。
勉強法その2 – 学ぶ言語の基礎勉強は集中的に行う
この項目では、プログラミング言語の勉強を始める上で、はじめに通る道である基礎勉強について解説していきます。
プログラミングを学ぶにはまずは基礎が大事!
プログラミングに限った話ではありませんが、何事にも基礎は大事になってきます。
プログラミングにも当然言えることで、基礎ができていないようではどんなに応用問題を解こうとしても解くことはできませんし、仮に解くことができたとしても他に応用をすることが難しくなってしまいます。
多くの人が勘違いしているようですが、プログラミングは暗記したからできるようになるものではありません。
基礎を暗記だけで覚えてしまっていては、その基礎から付随する応用を解いていくことはできませんし、将来の役に立たせることができなくなってしまいます。
当然基礎は大事で勉強しなくてはいけませんが、暗記するのではなく理解することがプログラミングを学んでいく中でもっとも重要になってきます。
暗記ではなく理解できているのであれば、基礎から応用に発展させていくことができますし、何故このような回答が出てきたのかを理解することで自身のスキルアップにつなげることができます。
ですので、教科書を丸暗記すればいいのだという考え方は捨てて、なぜこのような回答になるのかなどを一つ一つじっくりと考えて、理解していくようにしましょう。
また、基礎の中でも理解することが難しい局面も出てくるかとは思いますが、そういったつまづいてしまった時には頭の片隅に入れておく程度にしておくことで、いずれプログラミングスキルが上達した時に再度挑戦することで理解しやすくもなります。
基礎勉強は最短2週間で終わらせること
基礎は非常に重要ですが、基礎勉強は最短で2週間で終わらせるつもりで学習を進めましょう。
理由としては、基礎勉強ばかりをだらだらと続ける人が多いからです。
初心者に多い傾向として、基礎勉強を1ヶ月以上だらだらと学習を進め、実際のプロダクト作成になかなかとリかからない傾向があります。
そのため、基礎勉強は2週間で終わらせる意気込みで進め、最長でも1ヶ月程度にしましょう。
基礎勉強は書籍を買って読み進めるといったイメージが強いと思いますが、圧倒的にWEB上の学習サービスを利用した方が良いです。
なぜなら、気軽に取り組むことができ、楽しく基礎を身につけることができるからです。そこで、基礎勉強におすすめしたい二つの学習サービスをご紹介します。
基礎勉強におすすめのサービス1「Progate」
基礎勉強におすすめしたいサービスの一つ目は、「Progate」というサービスです。Progateとは、無料から始めることができ、オンライン上で学習を進めることができる初心者向けの学習サイトになります。
プログラミングをするためには、プログラムを実行するために必要な環境を作る必要がありますが、Progateでは環境構築をする必要が一切ありません。指示に従ってコードを記述していくだけですので、初心者がプログラミングに触れる最初のステップとして非常におすすめです。
また、学習を進めていくうちにレベルが上がっていき、次へ次へと学習を進めていきたくなる仕組みとなっています。基本的には、無料でも事足りるのでまずは無料から始めてみてはいかがでしょうか。
[ おすすめポイント ]
無料で始められる。開発環境を作る必要がない。
基礎勉強におすすめのサービス2 「ドットインストール」
次に基礎勉強におすすめしたいサービスは、「ドットインストール」というサービスです。ドットインストールとは、動画を見ながら進めていく学習スタイルで、動画一つが3分程度となっており、隙間時間を使って学習を進めていくことが可能です。
学習の流れとしては、動画と同じように自分のPC上で進めていくため、Progateよりも少々難易度は上がりますが、より高い実力をつけることができます。Progateじゃ物足りないと感じる人は、ぜひドットインストールを試してみてはいかがでしょうか。
[ おすすめポイント ]
実際の動作を見ながら学習できる。
勉強法その3 – メンターを見つけよう
ここでは、メンターについて解説していきます。
気軽に相談できる1-2年先輩のプログラマーをメンターに!
メンターとは、何かプログラミング勉強を進めていくうちに出てきた悩みを相談できる人のことです。初心者が独学で学習を始めた場合、様々な悩みや不安が出てくると思います。
今の学習の進め方で本当に大丈夫なのか、エラーの解決方法がわからない、将来のビジョンが見えない、といったように周りに相談できる人がいれば解決できることが多数あります。
そこで、どんなことでも気軽に相談できるようなプログラマーのメンターを見つけましょう。一番良いのは、自分の知り合いにプログラマーの人がいればその人に頼むということです。
しかし、周りにプログラマーの人がいないことも多いでしょう。そこで、今はWEB上でメンターを探すことが可能です。周りにプログラマーがいないという人は、WEB上で探してみてはいかがでしょうか。
エンジニア勉強会でメンターをみつけよう
メンターを見つける方法は他にもあります。それは、エンジニアが集う勉強会で仲良くなり、その人にメンターを依頼することです。最近では、様々な場所で勉強会が開催されています。
基本的には無料で行われていることが多く、様々なエンジニアと交流できるため、エンジニアの知り合いが少ない初心者の方は積極的に活用しましょう。
どうしてもメンター探しが難しい場合はプログラミングスクールへ
それでもメンターが見つからない場合には、プログラミングスクールへの入学を検討してみましょう。
プログラミングスクールであれば、初心者のかたに向けたカリキュラムを採用しており、ほとんどのスクールでメンターを雇っています。最近のプログラミングスクールのほとんどは、無料で体験会も行われているため、まずは無料体験から利用してみましょう。
勉強法その4 – オンライン上でサービス実装体験を行おう
ここでは、オンライン上でサービス実装体験を行えるサイトをご紹介します。
Udemy
「Udemy」とは、2009年にアメリカで設立されたオンライン動画学習のプラットフォームサイトです。運営は進研ゼミなどで有名なベネッセが行っています。Udemyでは、様々なジャンルの講座が用意されており、気になった講座を購入することでその講座の動画を見ることができます。
特に、プログラミング講座の種類が豊富で、多くのプログラミング言語についての講座があります。講座としては、サービスを作るために環境構築からおこなっていく形式のため、動画をみながら自分で進めていくことで、実際にサービス実装体験ができます。気になったコースがあれば利用を検討してみてはいかがでしょうか。
Qiita
「Qiita」とは、プログラマのための情報共有サービスです。プログラミングに関する便利なことや、ノウハウ、メモを簡単に記録し公開することができます。
プログラミングに関する情報が数多く公開されているため、実際にサービスを作るための手順なども公開されていることが多いです。その公開されている情報をもとに、自分も同じ手順で進めることでサービス実装体験が可能です。
会員登録をしなくても無料で見ることができるので、気になったことがあればぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
YouTube
「YouTube」でもプログラミングに関する情報は数多く存在しています。もちろん日本人による解説動画も良いですが、それよりもおすすめなのが海外の方による動画です。現在、参考資料や文献は海外の方が質の良い資料が多いです。
そこで、YouTubeで実際にコーディングしている動画を参考に自分でもコーディングをすれば、より質のたかい学習を進めることができます。コーディングがわかれば進めることができるので、多少英語が聞き取れなくても問題ありません。
PyQ
「PyQ」は、Pythonに特化したオンラインサービスになります。Pythonだけに特化したオンラインサービスというのも珍しいので、PythonでWEB開発、データ分析、機械学習をしたい方におすすめです。
勉強法その5 – 自分でプロダクトを実装しよう
最後のステップは、自分でプロダクトを実装することです。
学んできたことをベースに0から自分で実装
まずは自分の作りたいプロダクトを明確にしましょう。明確にしたら、どのように実現するのかを設計し、実装に取り掛かります。
何かつまづいた時には、WEB上の情報を参考にしたり、メンターに聞くなどして解決を図るのが重要です。
ここで諦めずに自分のプロダクトを作りあげることができれば、かなりの実力がつきます。
挫折しやすいステップになりますが、ここを乗り越えればエンジニアの道が待っているので最後までやり遂げましょう。
↓他にも試したいおすすめの勉強法
https://codelearn.jp/articles/sutra
https://codelearn.jp/articles/mosya
https://codelearn.jp/articles/programming-study-method-5
プログラミングを習得するには学習サイクルが大事
プログラミングを学習していく中で大事になってくるのが学習サイクルです。
プログラミングでいう学習サイクルとは、考える・試みる・復習するのサイクルで、これは一般的な勉強にも言えることですが、わからないことは仕方ありませんが、それを放置していてはいつまでたっても理解することはできません。
わからないことが出てきたら自分の力で考えてみて、考えた結果を試してみる。これを繰り返ししていくことでより理解を深めていくことができます。
そして、そこで学んだことは復習をして自分の中に取り組んでいくことも重要です。
プログラミングでは勉強していかなければいけない項目が数多くありますが、それらのすべてを理解しようとすることはほぼ不可能と言われています。
ですが、少しづつ理解を深めることでより幅広い知識を身につけていくことができるようになります。
ただし、プログラミングは少し特殊で、その時には理解できなくても勉強を進めていく中で理解できるようになっていくものです。
当然復習して理解を深めることは重要ですが、理解できなかったことも放置せずに頭の片隅にでも残しておき、いずれ解決できるようになっていかなければいけません。
初心者が挫折しやすいポイントとは?
プログラミング初心者は、とりあえず学べるものは全て学んで全てを理解しようと考えがちです。
ですが、プログラミングはそんなに簡単に全てを理解できるものでもありませんし、現在プロとして活躍している人であっても全てを理解できている人はいません。
それほどまでに理解するのが難しいのがプログラミングですが、だからといってわからないまま放置していては成長することはできません。
わからない事柄で発生した際には、自分で調べて解決していくか、解決できない場合でも後々プログラミングスキルが上達した時に理解できるように、何が理解できなかったのかを覚えておく必要があります。
また、初心者に多いのが参考書を丸写しで暗記しようとする人がいますが、プログラミングは暗記ではなく理解が重要です。確かに参考書をそのまま覚えてしまえば、いくつかのアプリ開発はできるかもしれません。
ですが、参考書と同じものが作れるだけで自分で考えたアプリを作ることは全くできません。それではプログラミングスキルの上達には一切役立ちませんので、丸暗記は時間の無駄と理解しておきましょう。
インプットとアウトプットを心がけましょう
学習というのは、最初はインプットから始まります。
プログラミング学習でも、書籍やサイトを使って、まずは基礎的なことをインプットする必要があります。
しかし、アウトプットを行われなければ、学んだことを忘れてしまいますし、最初に言ったように手段が目的になってしまいがちです。
ですから、どんな小さなことでも、アウトプットをしていきましょう。
まずは何かを作ってみる
アウトプットは、学んだことを生かして、何かを作ることが一番手っ取り早いです。
例えば、HTMLとCSSを使ってサイトを模写してみるとか、自分のサイトを作ってみるなどです。
その中で、自分が学習してきた中でどこで躓いたかや、どのように問題を解決したのかを発信していけば、自分の失敗の経験が他の人にとっての有用な情報に変わっていくのです。
また、何かを作る時は、ぜひSNSなどで決意表明をしておきましょう。
こうすることで、「やらなければならない」という気持ちになりますし、成果が出た時にはみんなから誉めてもらえます。
人から誉めてもらえるというのは、最良のモチベーション維持なのです。
そこから得る事のできる思わぬ報酬も・・・!
アウトプットをして、それを公開していくことは、自分の実績や信頼になります。
そうすれば、将来的に就職やフリーランスの仕事の受注に大きく有利になります。
特にプログラマーは「何を学んできたか」よりも「何ができるのか」の方が評価されますので、何かを作ることは自らの評価を大きくあげることができます。
他にも、サイトを作って運営することで金銭報酬を得ることができたりする場合もあります。
プログラミングの基礎はこれで身につけよう
プログラミングは難しいとはいうものの、少しでも簡単に楽しく身に付けたいというのが本音ですよね。そこで、参考書から身につけるのも良いですか、基礎を身につけるのにおすすめのオンライン学習サービスを紹介します。
チュートリアル形式で学ぼう「Progate」
まずはじめに紹介するのが、チュートリアル形式で学ぶことのできる「Progate」というオンライン学習サービスです。基本無料で利用ができ、一部講座によっては有料にならないと受講できないものがあります。
基礎を身に付けたい程度の目的であれば、無料の利用でも問題ありません。このサービスは、プログラミングをする際に面倒である環境構築が必要なく、オンライン上にすでに環境が用意されており、受講者はコードを書くだけで学習を進めることができます。
受講の内容としては、チュートリアル形式で一問ずつコードを書いていき、ゲーム感覚で楽しく進めることが可能です。
また、自分の分身となるキャラクターが非常に可愛らしいデザインで、受講を進めていくうちにキャラクターにレベルが上がっていくため、次から次へと進めていけます。
そして、1つのレッスンを受講後には受講完了したことをTwitterなどのSNSに投稿できるため、同じくProgateを利用している方の投稿を見ると仲間がいるような感覚になります。
Progateを受講しただけでは、実践レベルのプログラミングは身につけることができませんが、最初のとっかかりとしては非常におすすめです。
動画で網羅的に学ぼう「ドットインストール」
次に紹介するのが、「ドットインストール」というプログラミング学習サービスになります。こちらも基本無料で利用ができ、一部講座の内容によっては有料登録が必要です。
先ほどのProgate と違い、学習スタイルは動画を見ながら自分のPC上で同じように学習を進めるという形です。動画は、一本約3分程度となっており、空いている時間を使って場所を選ばずに見ることができます。
Progateと比べると、難易度は少し高くなりますが、自分のPC上で環境構築をするところから経験できるため、Progateでプログラミングの感覚を掴んだらドットインストールの利用がおすすめです。
また、受講できる講座も豊富なため、Progateでは受講できない内容をドットインストールで受講するというスタイルもおすすめになります。
プログラミングを楽しく学ぶなら
次に紹介するのは、先ほど紹介した2つと比べると、より楽しくプログラミングを学習できるサービスです。
遊んで学べる「CodeMonkey(コードモンキー)」
最初に紹介するサービスは「CodeMonkey」です。CodeMonkeyは子供から大人まで楽しめるプログラミング学習ゲームです。最初の30ステージまでは無料で体験できるため、利用してみましょう。
CSSを学べる「CSS Diner」
次に紹介するオンライン学習サービスは「CSS Diner」です。このサービスでは、CSSのセレクタを覚えることができるというピンポイントな学習サービスになっています。
基本的にWEB上にコードを入力し、正解すると次のレベルに進む仕組みになっているためゲーム感覚で楽しく進めることが可能です。
問題を解きながらアプリ作成「CODEPREP」
最後に紹介するサービスは「CODEPREP」です。CODEPREPは、無料で進めることができ、穴埋め形式で進めていきます。穴埋め形式で物足りない方には、自由編集モードという機能も搭載されているため問題ありません。
CODEPREPの特徴は、様々なプログラミング言語を取り扱っていることです。実際に取り扱っているプログラミング言語としては、WEB系の言語である、HTML、CSS、Javascript、Jquery、PHP、Ruby、CSSのフレームワークであるBootstrap、そのほかにも、Java、Scala、Python、Rustといったように様々です。
自分の今後勉強していきたいプログラミングがある場合には是非利用してみましょう。
本格的に学びたいならプログラミングスクールが近道
ここまでオンラインでの学習サービスを紹介してきましたが、もし今すぐにでもエンジニアとして活躍したいと考えている人であれば、プログラミングスクールに入ることをおすすめします。
メンターが共に伴走してくれる
プログラミングスクールに入った場合、メンターといってなんでも相談できる講師が雇われています。講義の内容はもちろんのこと、実際に現場はどのような感じなのか、今後どういったキャリアが良いのか、どのように学習を進めていけばいいのかなど、様々な疑問や相談に乗ってくれます。
独学で学習を進めていると、こういったメンターの存在を得ることは非常に難しいです。そういった面でも、プログラミングスクールに入ることでメンターというなんでも相談できる相手を見つけましょう。
いつでも質問できる
プログラミングスクールでは、様々受講スタイルがあり、実際にスクールに通学するパターンと、オンライン上で完結するパターンがあります。
どちらにも共通して言えるのは、質問サポートが充実していることです。実際にスクールに通って受講をする場合、当然そこには講師陣の方々がいらっしゃるため、些細な疑問でも質問することができます。
また、オンライン上の学習の場合でも、チャットによる質問サポートをしていることが多く、自宅にいながら質問が可能です。
初心者の場合は、質問も非常に多くなるので、すぐに質問できる環境というのはプログラミングスクールならではだと言えるでしょう。
同じ境遇の仲間ができる
最後に、プログラミングスクールに通うことで、同じ境遇の仲間ができます。プログラミングスクールに入学したということは、これからエンジニアを目指している方が非常に多いと思います。そこで、同じ境遇の仲間を作ることで、考えを共有したり、一緒に学習を進めたり、教えあったりする関係性ができます。
独学ではなかなか同じ境遇の仲間ができることはないので、プログラミングスクールに通うことで仲間を見つけましょう。
まとめ
今回は、プログラミングは決して簡単ではないというテーマでお話ししました。
難しいとはいうものの、現在オンライン上には無料で楽しく学習するサービスが多数存在しているため、プログラミングのスタートとして是非利用してみましょう。
もし、すぐにでもエンジニアになりたい人がいれば、そういったオンライン学習サービスでプログラミングの感覚を掴んだら、プログラミングスクールへの入学をおすすめします。
最近では、入学後の就職サポートまでおこなっているプログラミングスクールも存在するため、きになる方は是非チェックしてみてください。
WRITER

コードランとは、プログラミング初心者や副業/フリーランス向けに、プログラミングスクールの評判や口コミを比較できるサイトです。 スクール比較のほかに、現役エンジニアたちが現場で活躍できるようになるまでのストーリーや 「未経験でもプログラマーになれるの?」「 スキルアップするには何からはじめればいいの?」「 フリーランスはみんなどうやって稼いでるの?」 「実際のお給料は?」 など、プログラミングを志すみなさん向けの記事を集めています。