プログラミングの独学は無理?挫折しない方法とおすすめの本・サイト
プログラミング学習公開日 : 2019年09月13日 | [更新日] 2023年06月01日
この記事に辿り着いたということは、独学でプログラミングを習得しようと思っているのでは?
プログラミングを習得するのに独学で大丈夫なのか、不安ですよね。
プログラミングの勉強をしようと考えている人に、経験者たちは独学では無理だからプログラミングスクールで勉強する方がいいというアドバイスをする人が少なくありません。
たしかにプログラミングスクールでは、専属の講師や現役のエンジニアによる講義を受けることができるので、効率的に勉強をしていくことができます。
ですが、プログラミングスクールでの勉強は非常に高額な費用や、プログラミングスクールに通える環境でなくてはいけません。
すべての人がプログラミングスクールに通うことができる環境ではありませんので、独学でプログラミングを学んでいきたいと考える人も少なくないはずです。
果たして、本当にプログラミングを独学で学ぶことはできないのか、、、。
結論から言うと、十分な資金と時間があるのであればプログラミングスクールに通った方がいいですが、プログラミングを独学で習得するのは不可能ではありません!
目次
- プログラミングの独学は難しい?
- 難しいと思われている理由
- プログラミングの独学はやっぱり無理なの、、、?
- プログラミングの独学を始めるにはまずパソコンが必要
- 独学は何からはじめる?プログラミングの初心者に向いている言語とは
- プログラミングの独学を挫折しないために効率的な基礎学習ステップ
- 独学でプログラミングを習得できるまでの期間目安は?
- 挫折の最大の壁は自分
- プログラミング初心者が独学から就職や転職をするために必要なことは?
- プログラミング初心者が独学でフリーランスになれるってホント?
- 就職や転職しなくてもプログラミングを独学で習得して副業で稼ぐのもアリ
- それでもプログラミング学習で挫折しそうになった時にするべきことは?
- プログラミング独学のときにおすすめの本
- プログラミング 独学のときにおすすめのサイト
- まとめ
プログラミングの独学は難しい?
結論から言うと、難しいです。ただ、無理ではありません。
これはプログラミングに限ったことでなく、新しいことを学ぶときは様々な壁が待ち受けているからです。
そんなときは、何のためにプログラミングを学ぶのかという明確な目的と当初のモチベーションを保っておくことが大切です。
しかし、難しいとはいえ、今はプログラミングを学ぶハードルは以前より下がってきています。
理由としては、プログラミングに関する良質な書籍やオンライン学習サービス、またネット上でのまとめサイトが増えていることや、習得が簡単な言語が作られていることが挙げられます。
時間のない方でも通勤・通学の移動時間や休み時間などの隙間時間に、スマホやタブレットでサクッと学習をすることも可能なので、諦める必要はありません!
難しいと思われている理由
言語以外のつまずきが大変
コードを書いていると言語以外の,(カンマ)や””(ダブルクォーテーション)などの付け忘れによってエラーが出ることが多々あり、プログラミング初心者の方がこの間違いに気づくことが難しいのです。
これを繰り返していれば、嫌気がさすのも無理はありません。
この点においては特に初期段階で覚悟をしておく必要がありそう、、。
プログラミングの基礎学習は言語以外でのエラーを解決することに時間を集中力を奪われてしまいます。
時間がかかるものなので、そのことは肝に命じておいてください。
英語に自信がないと学習する前に恐れてしまう
どのプログラミング言語も英語が元になって作られているため、英語ができないと絶対無理だと思ってしまう人が多いそうです。
たしかに、英語がある程度わかっている方ならニュアンスを掴みやすいというのはあると思います。
ただ、英語ができないからといってプログラミングができないことはありません。
単語の意味を知りたければGoogle翻訳、エラー文の意味を知りたければGoogle検索と割り切って学習を進めることも大切です。
ネットを活用して、効率的に学習を進めましょう。
地味な基礎学習期間が続く
基礎学習を継続することは、恐らく思っている以上に大変なことです。
これを乗り越えていく力が必要になります。
継続させるために大切なことは学習環境を整えることです。
これはテキストやツールに限ったことではなく、周りの環境を学習しやすいように整えることが重要です。
具体的には、質問事項などを気軽に聞ける人がいること、MeetupやFacebookグループなどのサービスを駆使してプログラミング関連のコミュニティに入って情報交換ができる環境にすることなどが考えられます。
この方法は自身がモチベーションを保っていくのに手助けをしてくれるものです。
自分に合った環境を構築していきましょう。
プログラミングの独学はやっぱり無理なの、、、?
プログラミングの独学は難しいので無理なのでしょうか、、
たしかにプログラミングスクールに通うことで、エンジニアなど現役のプログラマーに教えてもらえることができたり、過去に卒業してプログラマーになっている人がいるように実績はあるかもしれません。
ですが、だからといって全ての人に対してプログラミングスクールが向いているとも限らないのです。
人間には向き不向きがありますので、プログラミングスクールでの学習よりも独学の方が向いている人も少なくありません。
また、プログラミングスクールは、通うことに高額な費用が必要になるだけでなく、自宅から近くにスクールが無い人もいます。
ですので、万人がプログラミングスクールに通える環境ではありません。
そして、本人のやる気や目標があれば独学でも可能という声も少なからずあります。
そこでここでは、本当に独学ではプログラミングを勉強することが無理なのか、仮に独学でしていく場合に、プログラミングを習得するまでにどれぐらいの時間が必要なのかを解説していきます。
独学は無理じゃない!
冒頭でも述べましたが、プログラミングを独学で学習するのは無理ではありません。
勘違いしている人が多いようですが、プログラミングスクールに通ったからといって100%プログラマーになれるわけではないです。
塾などに通うことで100%志望校に合格できるわけではないことと同じで、プログラミングスクールではプログラマーになるために必要なカリキュラムや講師による指導といった勉強するために必要な場所を提供してくれるだけで、プログラマーになれるかどうかは本人の努力次第になってきます。
ですので、独学だからといってプログラマーになることができないとは言い切れないのです。
独学ではどうしても甘えが出てしまう、講師による指導がないと不安という方はプログラミングスクールの方がいいでしょう。
結果プログラミングを独学で学習することは不可能ではありませんが、本人が挫折することなく継続していくことができればという条件はついてしまいます。
プログラミングスクールに通うにしろ独学で勉強するにしろ、どれぐらいの期間プログラミングについて学習すればいいのでしょうか。
答えは、「3ヶ月間で約200時間」です。
この期間みっちりと勉強することで最低限業務がこなすことができるようになると思います。
もちろん人によって個人差がありますし、人によってはもっと時間が必要だと言ってたりします。
あくまで目安として最低でも200時間の学習は必要ということを頭に置いておきましょう。
それほどプログラミングを独学で習得するということは難しいことであり、逆にこの期間である程度の芽が出てこなければプログラミングは諦めた方がいいかもしれません。
長く継続することで理解することができるという人もいますが、プログラミングを学習する人のほとんどが途中で挫折してしまうほどに辛いものになっています。
その辛い学習を半年や1年続けていくことはほぼ不可能になり、挫折して終わるのがオチです。
ですので独学で勉強していくにしても3ヶ月間と期間を決めてその期間はミッチリとやる短期集中で勉強していくことをおすすめします。
この期間である程度プログラミングの基礎を理解し、業務ができるようになったのであれば、フリーランスコミュニティやプログラマーとして就職するなどして継続して学習していくといいでしょう。
※習得したい言語によっても必要な期間の目安が変わってきますので、後ほど詳しく説明します。
プログラミングの独学を始めるにはまずパソコンが必要
さあプログラミングを独学で頑張ってみよう!と思っても何から準備したらいいのか分からない、、、。
なんて方もいると思います。
当たり前のことですが、まず、「パソコンの準備」が必要です。
パソコンがないという方は、まずパソコンを買う必要があります。
家にパソコンがある方は、自宅のパソコンでもいいです。ですが、プログラミングを本気で始めるのであれば、スペックのいいパソコンを買っておいた方が絶対にいいです。
コードラン編集部では、WindowsよりもMacをおすすめしています。
・Linuxベースで作られているので、Webアプリケーションを作るときにストレスを感じにくい
・セキュリティがしっかりしている
どのパソコンを買えばいいのか分からないという方は以下の記事で、プログラミング初心者向けのおすすめのパソコンを紹介しているのでご覧ください!
独学は何からはじめる?プログラミングの初心者に向いている言語とは
プログラミングを学習する環境を整えることができたら、学習するプログラミングの言語を選択する必要があります。
プログラミング言語には全部で200種類以上の言語があり、そのすべてをマスターすることは不可能です。
ですので、自分の目標に必要な言語を正しく選択して効率的に目標に向かっていく必要があります。
初心者におすすめの言語は、HTML/CSS・JavaScript・PHP・Swift・Java・Kotlin・Rubyなど。
理由は比較的初心者向けの言語だからです。
ただし、先ほども説明したようにそれぞれの言語には、iOSアプリやAndroidアプリやWebページを作成するのに必要な言語ですので、とりあえずどれかから始めるのではなく、自身の目標にあった言語を選ぶようにしましょう。
プログラミングの独学を挫折しないために効率的な基礎学習ステップ
プログラミングを挫折してしまう人の多くは、プログラミングへの理解ができずにモチベーションを保つことができないといった理由です。
ですが、モチベーションを保つことができない人の多くは、プログラミングを通じて何をしたいのかなどの目標が明確に定まっていない場合がほとんど。
人間というものは目標があることで、そこに向かってやっている間はモチベーションも高く、色々な事を吸収しやすくなっています。
プログラミングを挫折しないためには、将来設計などプログラミングの学習を通してどうなりたいかなどの目標が重要になってくるということです。
ただし、目標設定だけではモチベーションを保つことが困難になってしまうこともあります。
そこでここでは、目標設定だけでなく、学習のステップも紹介します。
ぜひ参考にしてみてください!
ステップ1:作りたいものを決める
まず、最初に目標設定をします。
ただし、ここでの目標設定はプログラミングを通じてどうなりたいとかの大きな目標ではなく、今、目の前でできることについての目標です。
今自分はどのようなものを作りたいのか、このような小さな目標を少しずつクリアしていくことで、次第に大きな目標を達成することができるようになります。
特に独学の場合は、誰に相談することもできませんし、プログラミングを理解するために一から教えてもらえるなんてことはありません。
教材などを利用しての学習がメインになりますので、その教材を理解することでプログラミングスキルを上達させていく方法がメインになってしまいます。
ですので、いきなり大きな目標を目指すのではなく、このようなウェブサイトを作りたいとか、身近に達成可能な目標を設定していくようにしましょう。
また、どうしても作りたいものが決められないのであれば、将来目標から作りたいものを探すのも一つの方法です。
たとえば今はAIの時代ですから、AIに関する市場で働きたいと考える方も多いでしょう。であれば、そのAIの分野で働くには何を作れるようにならないといけないのかを調べ、まずはそこから始めていくのもモチベーションを保ちながら挫折しないで独学でやっていく方法の一つになります。
ステップ2:学ぶべき言語を決める
作りたいものが決まったら、学ぶべきプログラミング言語を選びましょう。
プログラミング言語には200種類以上の言語がありますので、先ほども言ったようににそれらを全て理解しようということは不可能です。
また、仮に色々なプログラミング言語を学んで行ったとしても、自分の目標に向かっていないのであれば、挫折してしまう可能性も高く、プログラミングを学習する上で遠回りでしかありません。
ですので、先ほど設定した作りたいものに対して必要であるプログラミング言語を選定し、それを勉強していくことが一番目標に向かっていくことになり、独学であっても挫折しにくくなってきます。
たとえば、
iosアプリを作りたいのであれば、初心者でも扱いやすくiosアプリの開発に必須となっている
「Swift」
Androidアプリを作りたいのであれば、Androidアプリだけでなく様々な分野で取り扱うことができる
「Java」
を学習すべきです。
ウェブアプリを作りたいのであれば、ウェブアプリには必須の「HTML・CSS・Ruby on Rails」
などといったように、作りたいものに特化して必要な言語を選択しましょう。
ステップ3:Progateで言語の大枠を理解する
オンラインプログラミング学習サービスのProgateは実際にコードを書き込むことができ、自分の書いたコードがどのように実装されるのか分かる上に、最初に必要な環境構築もオンライン上で備わっているため、ダイレクトに言語への学習ができる点がとても良いです。
最初の面倒な環境構築を学ぶ必要が極力ないものから始めることをおすすめします。
ステップ4:環境構築とツールの使い方を学んでみる
プログラミングを独学する上で必要になってくるのが環境構築で、環境構築とはパソコンでプログラミング言語を動かせるようにするために、周囲の環境を整えていくことです。
ここでいう周囲の環境とは、プログラミング言語を使えるようにするために、ソフトウェアを導入したり、その設定をしていくこと。
この設定までをキチンとしておくことによって問題なくプログラミング言語を起動できるようにします。
例えば一般家庭でもエアコンやテレビなどを購入しても、ただ置いているだけでは使うことができません。
ですので、エアコンの室外機の設置やブレーカーの調整などをしていくかと思いますが、プログラミングを学習していくための用意をしておくことと考えておくと分かりやすいかもしれません。
また、自分ですべてを整えるのが難しいとここで挫折してしまう人もいますが、IDEと呼ばれるソフトウェアを利用することで、ソフトウェアを開発するのに必要なツールが全て揃っている便利なソフトウェアですので、特に難しく考えることなく設定することができます。
他にも目標に合ったツールを揃えることで、自身が目標にしていることの作業を出来るようになります。
例えば、Macを使ってiOSアプリを作成していきたいのであれば、Xcodeと呼ばれるツールを利用することでiOSアプリの作成に役立つソフトウェアが用意されています。
ただし、このXcodeはMacにのみ対応しているので注意が必要です。
他にもAndroidアプリを作成したいのであれば、Android Studioを利用することでAndroidアプリの作成に役立てることができます。
Webサイトの場合では、テキストエディタとWebブラウザがあれば作成をすることができるなど、それぞれ作成したいものに応じたツールを選ぶ必要があります。
ステップ5:環境構築とツールの使い方を学んでみる
どんな学習ツールも自分が分からないところを全て網羅していることはないので、学習を進める中で深掘りしなければいけないところは、その場ですぐに自分で調べて理解を深めましょう。
最初は理解できなかった概念などを飛ばしがちですが、基礎学習の段階からこういった小さな積み重ねが後に大きな成果となってかえってきます。
ステップ6:実際にプロダクトを作ってみる
この頃にはきっとあなたも机上での学習が最高に辛くなってきている時期かもしれません。
自分がこれまでやってきた基礎学習の成果を信じて、一番大切な実装するステップに進みましょう。
もちろん荒削りでも大丈夫なので、クオリティなどは気にせずとにかくコードを書いて、学習と改善をしながら徐々に完成品に近づけていくことが重要です。
独学でプログラミングを習得できるまでの期間目安は?
次にプログラミングを独学でこなしていくことができるようになるまでの期間の目安としては、先ほども少し解説しましたが3ヶ月を目安に考えるのがいいでしょう。
3ヶ月でおよそ200時間勉強することである程度プログラミングに対する向き不向きを判断することができ、この期間でプログラミングについてある程度の理解ができないのであれば、それ以上勉強してもプログラミングをマスターするのは難しいと言われています。
これは、人間が集中して学習できる期間が短いこともあり、それ以上勉強しても集中することが難しく、長く続ければ続けるほどに挫折しやすくなるからで、1年以上続けて挫折するぐらいであれば、3ヶ月と期間を決めてそこまでにある程度理解できなければ止めると決めるのがいいかもしれません。
いつまでもダラダラと続けて最後に挫折するぐらいならば、期間を設けてそこまでに出来なければ諦める方が、より集中して学習に取り組むこともできますし、仮に諦めることになったとしても新しい道へ早くに進むことができるようになります。
ですので、まずは人間が集中できる3ヶ月を目標にしておき、3カ月で理解することができたのであれば、就職など新しいステージに進んでいくようにするのがいいでしょう。
ただしプログラミングを習得したかの判断基準は、人によって様々でプログラミング言語を一つマスターしたから習得なのか、簡単なアプリなどの制作ができるようになったから習得なのか、これだけでも大きな違いとなってきます。
ここでは、簡単なアプリでも制作できるようになることを習得と前提として、Webサイトの制作・アプリの開発にかかる期間について紹介します。
Webサイト(単一)の場合
それぞれプログラミングを学習していく目標があると思いますが、目指すものによってできるまでの期間は違ってきます。
まずWebサイト製作ができるようになるまでの期間ですが、簡単なものであれば、おおよそ1ヶ月程度で製作できるようになるでしょう。
Webサイト製作では、HTMLとCSSをプラウザ上で組み合わせることができるようにならないといけませんが、HTMLとCSSとグラフィックの知識があれば十分にWebサイトを制作することは可能です。
HTMLとCSSを学習する上で必要なのがブラウザとテキストエディタで、この二つさえあれば十分に対応していくことができます。
また、HTMLはそれほど難しいものではないので、挫折することなく1カ月程度あれば十分に習得可能です。
CSSはコードが非常に多くすべて覚えることは現実的に不可能ですが、どのように構成されているのかさえ理解していれば、辞書で調べることができます。
どこを調べれば答えを見出すことができるのかさえ分かれば、基礎知識としては十分合格点です。
総合サイトの場合
先ほど紹介したのはWebサイトでも単一のサイトになりますが、総合サイトでは単一サイトとは少し違ってきます。
総合サイトでは、単一サイトを制作するよりも非常に難易度が高く、基礎ができているから問題ないというレベルではありません。
先ほどから説明している目安の期間200時間とは、エンジニアとして就職できるレベルのことです。
現在はエンジニアが少ないこともあり、比較的短い時間で身につけた基礎さえできていれば就職できる世の中になっています。
エンジニアとして一人前になるには、就職後、仕事をしながら覚えていくような感覚です。
ですので、総合サイトのような複雑なサービスが一人でできるようになるまでには、200時間ではとてもじゃありませんが足りません。
結果として総合サイトを一人で開発できるようになるまでは、およそ800時間は必要といわれています。
これを独学だけでこなしていくと、毎日8時間勉強したとしても3ヶ月必要になります。
社会人はもちろん、ほとんどの人が1日に8時間もの時間を割くことができません。
社会人は毎日勉強可能な時間でいうと3時間程度かと思いますが、それでは習得までに9ヶ月は必要となり、挫折をしてしまうことになるでしょう。
ですので、多くのエンジニアは就職して実務をこなしてスキル取得に励んでいるのが実情になっています。
Web総合サイトを制作したいのであれば、基礎部分を200時間程度でマスターしてしまい、就職したのちに実務経験を積んで制作できるようになるのがいいでしょう。
アプリの場合
最後にアプリの制作ですが、作りたいアプリの種類や性能によって異なってます。
当然、アプリ制作にもプログラミングの基礎と言語を学習する必要があります。
それに加え、他にもサーバーやデータベースの知識を学ぶ必要があるため、プログラミングの学習時間としては300時間ぐらいは必要です。
実際にアプリの制作にかかる時間は、電卓や日記などの比較的単純なアプリであれば、基礎知識さえあれば半日程度で作れるようになります。
他にも2チャンネルなどといった掲示板をアプリで制作するとなると240時間以上必要といわれています。
参考までに覚えておくといいでしょう。
挫折の最大の壁は自分
プログラミングは途中で挫折してしまう人が非常に多いですが、それは単にプログラミングが難しいからというわけではありません。
モチベーションを保つことができないなど、自分で自分に壁を作ってしまうことが原因です。
特に、独学で勉強する場合には、周囲からできたことに対して褒めてもらうこともなく、相談相手がいないことも災いして、自分で自分を追い込んでしまう傾向にあります。
そういった自分の壁を打ち破らないことには、プログラミング学習を独学でしていくのはかなり難しいです。
また、プログラミングを勉強して自分はこうなりたいとか、こういったものを作っていきたいなどの目標がなく、ただ単になんとなくプログラミングを覚えようかといった、あいまいな感じでは、モチベーションを3ヶ月もの期間継続するのは非常に難しくなってきます。
ですので、何度もいいますが、まずは自分がプログラミングを勉強してどうなりたいのか、明確に目標を作ることが重要です。
そして、その目標に向かっていくためにはどのようなことが必要なのか考える必要があります。
そういったことを少しずつでもクリアしていくことで、人間はモチベーションを高めていくことができます。
これからプログラミングを勉強していこうと考えているのであれば、プログラミング学習の最大の敵は自分であると常に意識しておきましょう。
プログラミング初心者が独学から就職や転職をするために必要なことは?
独学であってもプログラミングスクールに通っている人でも、就職活動中は自分がいかにできるかをアピールしなければいけません。
プログラマーとは、過去に自分で制作したものが財産になり、企業側としてはそれらを参考に採用するかを判断しています。
特にプログラマーを採用したいと募集をかけている企業では、年齢や資格で判断することはほとんどありません。
いかにこの人材が自分たちが求めているものを制作してくれるかが最大の判断材料になります。
ですので、面接に行く際には自分が持っている可能性や、自分が働くことによってどのような利益をもたらすことができるかなどを、どんどんアピールしていかなければいけません。
また、企業の求めていることが自分が過去にやってきたことがマッチしているかなども、アピールしていきたい内容となっています。
自分で作ったオリジナルの作品を公開しよう
先ほども説明しましたが、企業側が採用するかの判断については、最大の要因として自分たちが求めているものを製作できるのかどうかです。
他にもエンジニアは人手不足という背景もあり、将来性で採用を決める場合もあります。
それらを判断する材料としては、過去に作ったものです。
ですので、自分で制作したオリジナルの作品を見せるのがいいのですが、ただ単に見せるのではなく、制作した作品をインターネット上に公開するなどして、少数でも利用しているという実績を作りましょう。
そうするとプログラミングスキルだけでなくマーケティングの要素もアピールすることができます。
ただし、一つ注意しなければいけないのが個人情報などに関することです。
セキュリティ対策をされていない場合は公開すべきではありませんし、公開することによって逆影響になってしまう場合もあります。
ですので、可能であれば法律に基づいた指導の下、万全のセキュリティ対策をしておくようにしましょう。
就職・転職エージェントに登録しよう
独学でプログラミングを学習して、就職を考えるようになったら就職・転職エージェント登録をしておきましょう。
エージェント登録とは、登録することで自分が求めている求人の紹介や、職務経歴書の削除や、給料の交渉など就職に役立つスペシャリストの事です。
当然自分でインターネットなどを通じて求人を探すのもいいですが、エージェントに登録しておくことで、エージェント担当者と面談(希望の職種や条件など)の後、履歴書と職務履歴の削除と修正をしてくれます。
あとは希望に合った求人が紹介されるのを待つだけでよく、応募したいと判断すればあとは面接をするだけで簡単に就職先・転職先を見つけることができます。
また、個人では中々言い出すことのできない条件に関しても、エージェントが交渉してくれますので自分の希望に沿った就職をしやすくなります。
ただし、エージェントには得意不得意がありますので、自分が希望している職種を得意としているエージェントを探すようにしましょう。
おすすめのエージェントは以下の記事にまとめてあります。
プログラミング初心者が独学でフリーランスになれるってホント?
プログラミング初心者、未経験から独学でフリーランスとして活躍されている方も中にはいますが、個人的にはおすすめしません。
やはり実務経験がない中で、実務経験も実力も十分にあるフリーランスエンジニアと勝負する事は非常に厳しいです。
案件を獲得できたとしても単価が安い案件になってしまうことがほとんどです。
なので、一旦企業に就職し、エンジニアとしての実務経験を積みましょう。
プログラミングスクールの中には、いきなりフリーランスエンジニアを目指すコースなどもあります。
そこでは、営業のかけ方、案件の取り方など、フリーランスになるにあたって、プログラミングスキル以外の必要な事を教えてくれるので、そういったスクールを活用するのもいいでしょう。
未経験からフリーランスを目指す人におすすめのプログラミングスクールを用意しているので、気になる方は一読してみてください。
就職や転職しなくてもプログラミングを独学で習得して副業で稼ぐのもアリ
就職や転職、フリーランスエンジニアになるためにプログラミングスキルを身に付けたいわけではないという方ももちろんいるでしょう。
趣味としてプログラミングスキルを身に付けたい、子供に教えるためにプログラミングスキルを身に付けたい、将来的に起業したいからなど様々な理由があると思います。
もちろん人それぞれでいいのですが、エンジニアとして就職・転職する気がないのであれば、個人的には副業で稼ぐというのがおすすめです!
独学レベルでも月に5〜10万の副業収入は十分見込めます。
プログラミングを使った副業については以下の記事にまとめました。
それでもプログラミング学習で挫折しそうになった時にするべきことは?
ここまでの記事を読んでそれでもまだプログラミングを挫折してしまいそうだと感じている人もいるかと思います。
どうしても挫折しそうだと感じてしまうのであれば、イベントなどに積極的に参加することで横の繋がりを作ることで、同じ目標をもった仲間がいるだけで非常に心強くなります。
他にもネットに自分が作成した作品を投稿して他人からの評価をもらうのも一つの方法です。
他人から評価してもらうことで客観的に自分の現状を見つめなおすことができるようになります。
そこまでしても尚挫折しそうなのであれば、自分が今まで使ってきた教材で問題なかったのか、自分にはこの教材は合っていなかったのではないのか。
目標に対して自分が組んできたプランで目標に届かすことができるのか、期間を3ヶ月に設定していたが、果たしてこのペースで期間内にプログラミングを理解することができるのかなどについて、もう一度しっかりと自分と向き合って考えてみるのがいいでしょう。
それでもどうしても不安が残るのであれば、独学ではなくプログラミングスクールに通うなど方法を変えることも検討した方がいいかもしれません。
以下におすすめのプログラミングスクールをまとめたので気になる方はぜひ一読を!
プログラミング独学のときにおすすめの本
プログラミング初心者が独学で本を使って勉強するのは、正直おすすめできません。
なぜかというと、ある程度プログラミングの知識がないと読み進められないからです。
教材の中には、専門的な文字の羅列ばかりで初見では全くわからないものもあります。
独学で教材を使う場合は、プログラミング未経験の人でも読みやすい教材を利用するようにしてください。
もっというと、教材としてはプログラミング学習サイトを使い、本は読み物として利用するのがベストです。
プログラミング学習サイトについては後述します。
プログラミング未経験の人でも読みやすい教材を用意したので、参考にしてみてください。
まず1つ目におすすめの教材は
【ちゃんと使える力を身につける Webとプログラミングのきほんのきほん】
この教材では、プログラミングの基礎部分を重点的に学習することができます。
プログラミング言語によって多少の違いはあるものの、プログラミングの根本を理解することができる教材です。
また、プログラミングの知識だけでなく、Webページやインターネットの仕組みなども学習することができます。
2つ目のおすすめ教材は、
【おうちで学べるプログラミングのきほん】
この教材は、専門書では理解できない人におすすめの教材です。
自分のパソコンを使ってプログラムが動く仕組みやOSとプログラムの関係などを、実際に体感しながら学習することができます。
他にもプログラミング言語の違いも解説しているので、これからプログラミング学習を始める人に特におすすめです。
3つ目のおすすめ教材は
【これからはじめるプログラミング基礎の基礎】
この教材を読んだことでプログラムを組めるようにはなりませんが、プログラムの基礎中の基礎を学ぶことが可能です。
この教材に書かれている内容を理解できなければ、プログラムを組むことは到底できないほど重要な基礎が書かれています。
プログラミングをこれから始める、基礎を復習したいという方に特におすすめです。
プログラミング 独学のときにおすすめのサイト
先ほども言いましたが、独学でプログラミングを習得したいのであれば、プログラミング学習サイトを利用するのがベスト。
なぜかというと、プログラミング学習サイトでは、プログラムの動きを目で見て確認できるからです。
また、動画型の学習サイトや質問ができるサイトなど本ではないサービスを受けられる学習サイトもあります。
以下の記事で、おすすめのプログラミング学習サイトをまとめてあるので、自分に合ったプログラミング学習サイトを探してみてください!
まとめ
プログラミングの世界に少しでも飛び込んでみたい!
と思っていただけましたでしょうか?
独学でのプログラミング習得は難しいことはたしかですが、目的をしっかり持っていれば、決して達成できないほどの大それたことではありません。
本文の方でも何度かモチベーションの維持ということを書いてきましたが、本当にプログラミングにおいては精神的なところが大きく関わってくると感じており、プログラミングを楽しむことを忘れないでください。
私たちは、プログラミングの知識は裏切らないと思っています。
もし、今プログラミングにチャレンジしようと考えているのであれば、ぜひ目的とやる気をもって楽しめながら取り組んでみてください!
独学で、無理と感じたらプログラミングスクールに行く選択肢もあります!
まずは楽しみながらプログラミングをはじめましょう!
WRITER

コードランとは、プログラミング初心者や副業/フリーランス向けに、プログラミングスクールの評判や口コミを比較できるサイトです。 スクール比較のほかに、現役エンジニアたちが現場で活躍できるようになるまでのストーリーや 「未経験でもプログラマーになれるの?」「 スキルアップするには何からはじめればいいの?」「 フリーランスはみんなどうやって稼いでるの?」 「実際のお給料は?」 など、プログラミングを志すみなさん向けの記事を集めています。