コードを書かない「No Code」で、メルカリのようなサービスを1時間で開発してみた結果
ニュース公開日 : 2019年12月06日 | [更新日] 2023年05月01日
最近コードを一切書かずにプロダクトを作る「No Code」ツールが話題になっています。
皆さんも、「No Code」って耳にしたことはないですか?
すごいスピードでプロダクトを作れるとのことで、実際にプロダクト作成をしてみました!
作ってみたものは、こちら!
観葉植物を売り買いできるCtoCサービス「Botanical King」です!
観葉植物版メルカリのようなものです。
たったの1行もコードを書かずに、いま個人的にハマっている観葉植物を売り買いできるプラットフォームを作れるなんて、なんて素晴らしい時代…
これ1行もコード書いて無いんですが、普通に売買ができるようになっています。
恐ろしいですねw
僕が今回使った、このArcadierは、CtoCプラットフォームを作ることに特化しているので、CtoCサービスに必要になりそうな機能は大体揃っていて、本当に驚異的なスピードで開発が終了しました。
目次
「No Code」でプロダクトを開発するきっかけ
ある程度プロダクトが自由に作れるようになると、何か自分のサービス作りたくなるのは当然の事です。
まずどんなサービスにしようかなと考えるところから始まり、実際にコードを書くと、やっぱりすごく時間がかかって、完成するまでに疲れて飽きて、公開するのを諦めるなんてことがめちゃくちゃあります。(エンジニアの方よくありません?)
実際コード書くのって楽しいし、それよりもモノができてくること自体が楽しいし、使う技術によっては知らなかった知識もつくのですが、最終的にプロダクトが出せなかったら元も子もない。。
色々アイディアはあるものの、やっぱり最後まで作りきるの大変だよなぁ。
なんてこと考えていたら、この記事をTwitterで発見して、びっくりしました。
note書いた。
最近NoCodeの話ばっかしてるのも、飲み会で「こういうサービスあったら面白いよね」
と話した次の日にはスタートアップとしてサービスを公開できるようになるってことがとても素晴らしいことだなぁと思っているからでございます。https://t.co/dxQwQk4Smi
— しんじ🇻🇳NoCodeスクール (@__shinji__) November 19, 2019
メルカリのようなサービスを、10万円で作る方法を考えてみる。
https://note.com/__shinji__/n/n4fc0052716e8
実際本当にコード書かずに出来んのかなぁと猜疑心を持ちながらみてみたんですが、実際やってみると、確かにコード書かずにメルカリっぽいものができました!
プロダクトを作る本来の意味
開発者をやっていると、「メルカリみたいなもの作ってよ」とか「Tinder的なものが欲しいんだけど」みたいな相談って、めちゃくちゃくるんですが、まじめにちゃんと見積もるとかなり高い金額になるし、実際に作るとなるとそれこそ相当な時間がかかるし、それぞれの相談に対応しているだけで、いちいち大仕事になっちゃうんですよね。
でも、頼む側の多くの人 or 会社って、今持っているアイディアが実際にビジネスとして成り立つかってところだと思うので、本質的にはプロダクトがクソでもコード書かなくても、その仮説が証明できればいいんです。
プロダクトを作るってのが目的でなければ、こういったコードを書かずに実際その課題に対処できそうなプロダクトっぽいものができれば、ぶっちゃけ十分ってことが初期の段階ではほとんどだと思います。
わざわざ何百万円かけて、数ヶ月かけて作らなくても、まずはコードを書かず最低限の機能さえつくれれば、問題解決!
「No Code」で実際に開発してみた感想
紹介されていたArcadierで僕はプロダクトを作ってみたのですが、これ作るのにかかった時間どのくらいかわかります?
かかった時間は、なんと!
たったの1時間です、、、。
基本英語のサービスなので、設定画面も全て英語で、日本人向けに言葉をそれぞれ修正するのに一番時間がかかったかも。
参考にした動画
今回使用した開発ツール「ARCADIER」をご紹介
今回、実際に使用した「No Code」ツールはこちらの「Arcadier」。「Arcadier」は、マーケットプレイスを作れる「No Code」ツールです。
今回、僕が作ったのもメルカリのようなもので、CtoC向けのサービスであれば簡単に開発できます!
基本的な機能は全て整っているので、「めちゃくちゃクオリティを高めたい!」とか思ってなければ、十分なサービスは作れます!
その他の「No Code」開発ツール「bubble」等ご紹介
今回使った「Alcadier」以外にも、実は「No Code」でサービスを作れるツールはたくさん出ています。
bubble
https://bubble.io/
BubbleはArcadierよりも、細かく設定ができるNoCodeツールで、Webアプリの作成が可能です。
2019年3月に行われた2019年3月に行われた Product Hunt Makers Festival の Everything Else 部門で優勝を果たした、A/Bテストを行えるMirrorMirrorというサービスも「Bubble」で作られています。
少し設定は複雑で、若干時間がかかりますが、自由度高くサービスの構築が可能なのでぜひ作ってみてください。
Adalo
https://www.adalo.com/
「Adalo」は、デザインやレイアウトの変更を直感的にできるので非常に簡単です。またWEB、iOS,Androidとプラットフォームを選ばずアプリを作成が可能。
さらに、チャットや通知機能も付いているため、非常に便利に非エンジニアでも大丈夫です!
webflow
https://webflow.com/
「webflow」は簡単にWebサイトが作れてしまう優れものの「No Code」開発ツールです。
日本だとWixが人気ですね。「webflow」はテンプレートが多く、レスポンシブデザインにも対応しているのでかなりおすすめ!「No Code」で、クオリティも高いWebサイトを作るならこれかなと思います。
Zapier
https://zapier.com/home
「Zapier」は、非エンジニアでもサービスを組み合わせて自分のオリジナルの自動化設定をすることができる「No Code」開発ツール。
TwitterやFacebook、slack、gmailなど有名なサービスを含む750種類以上のサービスを連携する事が可能。
Anyflow
「Anyflow」は、先程と同じく、非エンジニアでもサービスを組み合わせて自分のオリジナルの自動化設定をすることができる「No Code」開発ツールです。
「Anyflow」は日本初のサービスで、海外Saasだけでなく、KntoneやChatwork、freeeなど数種類の国内SaaSにもサービスを連携させる事が可能なので、おすすめ。
shopify
https://www.shopify.jp/
「Shopify」は簡単にECサイトを作る事ができる「No Code」開発ツールです。
日本でいうBASEのようなサービスで、誰でも簡単にECサイトが作成可能で、世界中でかなり人気のECプラットフォームでもあります。こちらは日本語対応されているので、手間がかからず簡単にができると思います。
日本の「No Code」サービスをご紹介
先ほどNo Codeのサービスの1つとして「Shopify」を紹介しましたが日本にもホームページ制作サービスは多数存在しています。
↓以下の記事に有名なホームページ制作ツールをまとめました。
ドラック&ドロップでサイトを作れる「ペライチ」
ペライチは日本のホームページ制作ツールで、ドラック&ドロップでサイトを作ることができます。
LPであれば、数時間で作れてしまうくらい簡単です。
HTML/CSSを一切書けなくても簡単にWebサイトを作ることができるので、初心者にはかなりおすすめ。
登録ユーザーも20万人以上と日本国内で多くの人に使われているサービスです。
おしゃれなサイトが簡単に作れる「カラーミーショップ」
カラーミーショップはどれだけ売れても定額制のネットショップが作れるNo Codeツール。
簡単におしゃれなサイトが作ることができることで、人気です。
まとめ
エンジニアとしては、やっぱりちゃんとイケてる技術を組み合わせて実装したいって気持ちはあるんですが、
でも結局ビジネスとして成り立たないと、意味ないので、きっと「No Code」みたいなやり方での実装って増えてくると思います。
もちろん、「No Code」ツールだけだとできない機能とかもめっちゃあるので、エンジニアリングの価値はなくならないと思いますが。
がっつり時間かけてプロダクトをいきなり作るよりは、こういった「No Code」でライトにまずはやってみるのが一番いいですね。