プログラミングができると就職が楽になる?の実際のところ

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昨今、ネット上も含めて巷にはプログラミングスクールがたくさんあります。

そうしたスクールは、どこも就職率の高さを謳っていますが実際のところはどうなのでしょうか?

プログラミング業界を取り巻く環境を検証してみます。

現状は圧倒的に人手不足

特にIT業界は、慢性的な人手不足

どの業界にも限りませんが人手不足が叫ばれています。

その中でも特にIT業界は深刻であり、プログラマーの高齢化が顕著だと言われており、業界全体が新しい人材を求めています。

これは求人倍率にも現れており、転職サイト「duda」が2月12日に発表した1月の転職求人倍率レポートでは「IT・通信業界」は5.63倍という他を圧倒する数字が出ています。

ちなみに全体の平均は2.13倍です。しかも、この状態は一時的なものではありません。

今後もこの傾向は続くと予想

2016年に出された経済産業省の発表によれば、IT関連へのニーズが今後も増大していくのに対して、それを担う人材が不足していくとしています。

特に2019年を境に人材供給が減少傾向となり、より一層の人材不足が起こると予想しています。

これが、いわゆる「19年危機」です。さらに経済産業省は、より具体的には2030年に78.9万人の人材が不足すると発表しました。

世界各国でもIT人材は不足

同様の傾向は世界各国で見られています。

特にAI技術の技術競争が激しくなっている中、アメリカや中国そしてイギリスなどのヨーロッパ各国が熾烈な人材獲得競争を繰り広げています。

今やプログラマーをはじめとするIT人材は、世界中が欲しがっている人材なのです。

2020年から、小学校でのプログラミング教育が必修化されるのは、こういった背景があります。

プログラミングは貴重な技術

企業はプログラミングで効率化・自動化

今後、生産人口が日本では減少していきます。

そのため企業は、コンピューターを使って、業務を効率化・自動化したいと考えています。

先ほどの「duda」の発表を見ると、最も転職求人倍率が低い職種は、「事務・アシスタント系」となっており0.23倍です。

IT技術の発達でこれらの職種が自動化されて行っていることが分かります。

そして、その効率化・自動化を担っているのがプログラマーなのです。

どの業種でも必要な人材

つまり、いまやプログラマーという人材は、IT・情報通信分野の企業だけでなく、「モノのインターネット」と言われるIoT技術を利用する企業を始め、あらゆる業種の企業にとって必須の人材であることが分かります。

そして、今後も益々ニーズは高まっていくでしょう。

学ぶ環境が整ってきた

かつてはしっかりとした学習や経験が必要だった

以前は、プログラミングを本格的に勉強しようとすると専門学校や大学の情報学部に入って学んだり、非常に難解な書籍を読む必要があり、コストがかかっていました。

しかし今では、ネット上で無料のプログラミングスクールも登場し、プログラミングを気軽に始められるようになりました。

開発しやすい言語やフレームワークの登場

また、以前に比べて格段に動作が安定し、しかも視覚的に分かりやすく、開発しやすいプログラミング言語も登場しています。

例えば、Pythonはこれまでのプログラム言語よりコードがシンプルで扱いやすく設計されており、さまざまなプログラムを分かりやすく効率的に書くことができます。

だからと言って決して複雑なことができないわけではなく、Pythonは「人工知能(AI)」や「web開発」といった現在の最前線で利用されている言語です。

さらに、フレームワークと呼ばれるプログラミングを効率的に行うことができる機能も登場しています。

これは例えば、Rubyに対する「Ruby on Rails」、CSSに対する「Bootstrap」などです。

これらの登場により、プログラミングがより身近になってきています。

就職へのハードルは下がっている

他の業種と比べて、プログラマーは職歴や学歴、年齢よりも、「何ができるか」という実力で評価がされやすい職業です。

今では、独学でも安価でしっかりとした学習ができる環境が揃っています。

これらを活用し、プログラミングを習得すれば、これまでの経歴に関わらず就職は格段にしやすくなります。

今後もっとも求められるスキルなのは間違いありません

これまで見てきた通り、プログラマーは慢性的な人材不足にも関わらず、どの業種の企業にとっても、今後さらにに必要になってくる人材です。

日本の企業は、社員を育てていくという風土があります。

欧米の企業に比べると未経験でもプログラマーとしてIT企業への就職は可能です。

ただ、当然プログラミングができる人材は歓迎されますし、待遇も大きく変わってきます。

プログラミングができるということは、それだけでも就職の大きな武器になることは間違いありません。

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