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金子勇の生い立ちや経歴、事件について【IT業界人シリーズ: Winny開発者】

金子勇の生い立ちや経歴、事件について【IT業界人シリーズ: Winny開発者】

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公開日 : 2020年04月02日 | [更新日] 2020年04月15日

金子勇ってどんな人?

金子勇ってどんな人?

金子勇(かねこいさむ)氏は、日本の天才ソフトウェアエンジニアの一人です。逮捕さえされていなければ、早くして亡くなっていなければ…

金子氏に降りかかった様々な困難さえなければ、今の日本は世界を技術でリードしていたのではないか。

それほどの天才ソフトウェアエンジニアの金子氏の人生について紹介していきたいと思います。

金子勇の生い立ち

金子氏は、栃木県出身で、小学生の頃からプログラミングに興味を持つ少年。

なんと、高校在学中に、第一種情報処理技術者試験に合格するほど、プログラミングについて詳しかったそうです。

第一種情報処理技術者試験と言われても、パッとしないかもしれませんが、この試験は、システム開発、保守、運用に携わる人が受ける試験とされており、以下のようなことが技術水準として期待されています。

1.システム全体のテスト計画が理解できる。
2.小規模システムの内部設計(機能設計)能力、プログラム設計(モジュール設計、処理構造設計、アルゴリズムの選択と適用)能力を有する。
3.指示に従って、サブシステム単位のテスト計画が作成できる。
4.プログラムレベルでのテスト工程では、チェックリスト作成と品質の判断ができる。
5.プログラム作成ではプログラミングの指導、単体テストの実施管理と品質評価ができる。
6.開発環境を熟知し、ツール類を駆使できる。
7.指示あるいは基準に基づいて、運用、資源の評価ができる。
8.障害などのシステム異常時に、指示に従って的確に対処できる。
9.システムの改善策を作成して提案できる。

https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/h6aki_h12aki/k1.htmlより引用

つまり、当時まだ高校生の段階で、システム開発から、保守、運用まで一通り対応できる知識があったのです。

まさに、天才少年でした。

その後、高校を卒業し、1989年に茨城大学工学部情報工学科に入学しました。

同大学院工学研究科情報工学専攻修士課程を経て、1999年に同大学院で博士課程を修了し、博士号(工学)を取得しています。

研究者としての金子勇

博士課程を取得後は、博士研究員として、日本原子力研究所として勤務しています。

日本原子力研究所では、スーパーコンピューターである地球シュミレーター向けのソフトウェア開発に従事していました。

2000年〜2001年にかけて、情報処理推進機構 (IPA)にて、「双方向型ネットワーク対応仮想空間共同構築システム」に参加しています。

ちなみに、情報処理推進機構 (IPA)とは、日本におけるIT国家戦略を技術面、人材面からサポートするために、経済産業省所管の独立行政法人のことです。

かなり大掛かりなプロジェクトに従事されていたことが分かります。

2002年には、東京大学大学院情報理工学系研究科数理情報学専攻情報処理工学研究室の特任助手に任命されています。

研究室の名前がとても長いので、何がなんだか分かりづらいですが、創造性に長けたソフトウェア人材を育成する「戦略ソフトウェア創造人材養成プログラム」を担当していました。

そして、同年5月に、のちに、著作権法違反の罪で逮捕されるきっかけとなった、「Winny」というサービスのベータ版を掲示板サイトである2ちゃんねるのダウンロード版ソフトウェアとして公開しました。

Winny事件での逮捕

2002年に公開されたWinnyは、ファイル共有を容易にできるサービスで、さらに匿名性が高いサービスでした。

そのため、違法にダウンロードされた映画や音楽ファイル等がWinny上でアップロードされ、全世界でアクセス可能な状態となりました。

これが、「著作権法違反幇助」の容疑にかけられ、違法に取得したファイルをアップロードした当事者だけでなく、開発者である金子氏までもが容疑にかけられ、2014年に逮捕されてしまうのです。

現在では、Youtubeやその他のプラットフォームにて違法にアップロードされた映像やファイルがあれば、運営側が削除する体制が敷かれているのが一般的ではありますが、当時のWinnyには、運営側で違法にアップロードされたファイルを削除する機能はありませんでした。

金子氏の頭の中では、運営側で削除する機能の実装方法は組み立てられていたみたいなのですが、逮捕されたことによって、そういった機能を実装する時間と機会が与えられなかったのです。

逮捕後、起訴された金子氏は、裁判で闘うための裁判費用を有志で募るのですが、その際に、たった3週間で1600万円ものお金が集まったのです。

純粋にテクノロジーを愛し、Winnyは正しいことをしているという認識が、実際にサービスを利用するユーザーにも伝わっていたことから、このような結果になったのだと思います。

2006年に京都地方裁判所にて、金子氏は有罪判決を言い渡され、150万円の罰金を命じられます。

当時の金子氏を担当していた検察は、刑が軽すぎるとして、告訴します。

すると、2009年、大阪高等裁判所で逆転の無罪判決となるのです。その後、2011年に無罪が確定しました。

2011年に金子氏の無罪判決が出るまで、2004年の逮捕から、約8年の月日がたっていました。

天才と言われたソフトウェアエンジニアである金子氏は、著作権法違反で逮捕されてしまったことで、8年もの月日が無駄に流してしまうのです。

若くして死去

2012年には、株式会社Skeed取締役ファウンダー兼CINO(Chief Innovation Officer)にします。

しかし、同年11月30日付で取締役を退任することになります。

そして翌年の12月1日に東京大学情報基盤センタースーパーコンピューティング研究部門特任講師に就任します。ハイパフォーマンスコンピューテングのソフトウェアの研究・開発に従事しました。

しかし、ここから悲劇が起こってしまいます。

2013年7月6日に、急性心筋梗塞を患い、42歳という若さでこの世を去りました。

イノベーションを起こし続けてきた、金子氏、日本のエンジニア業界を引っ張る存在であった金子氏を日本は失ってしまったのです。

開発者としての金子勇

開発者としての金子勇
若くして、この世を去ってしまった金子氏ですが、Winnyというサービスはどのようなサービスなのでしょうか。

ここからは、金子氏が開発したWinnyについて詳しく見ていきます。

Winnyを開発するに至った経緯

前述しましたが、Winnyはファイル共有サービスで、Winny上では匿名性が高く、アップロードされたファイルは誰がアップロードしたものなのか。

追跡することが難しいように設計されているのが特徴です。

WinnyにはPeer to Peer(P2P)の技術が利用されています。

Peer to Peerとはサーバーを経由するのではなく、端末(パソコン等)同士が直接繋がることで処理を行うことが特徴です。

サーバーを経由する中央集権ではないため、何かひとつ端末が停止してしまっても、全体でみると停止しないことが大きな特徴です。

今回のWinnyでは、Peer to Peerの技術を活用して、ファイル共有ができるサービスが構築されていました。

金子氏が、Winnyのサービスを構築するに至った背景としては、博士号を取得したあとに、勤務していた日本原子力研究所にて、コンピュータ・クラスターや分散コンピューティングに関わったことがきっかけみたいです。

P2P技術を活用して億万長者になった人

海外には、Peer to Peer技術を活用して億万長者になった経営者がいます。Winnyも大きな可能性を秘めていましたが、日本では前述したように裁判沙汰となり、大きなサービスとはなりませんでした。

海外でPeer to Peerを使ったサービスとして有名なものには、Skypeがあります。Skypeは利用者同士がPeer to Peerで繋がることで、莫大な費用がかかっていた国際電話が無料でできるようになったサービスです。

2003年に創業されたSkype社は、2005年にネットオークションサービス大手のebayに売却し、億万長者になりました。

金子勇にまつわること

最後に、金子氏にまつわる逸話や交友関係について見てきます。

ブロックチェーン技術ビットコインの開発者「サトシ ナカモト」は金子勇?

同じく、Peer to Peerの技術を活用して開発されたものにビットコインがあります。

ビットコインの開発者は「サトシ ナカモト」なのですが、いまだに顔出しもしておらず、名前のみが公表されていて、正体が明かされていません。

その、「サトシ ナカモト」がもしかすると、金子氏なのではないかという説があるのです。Winny事件で政府に対する不信感を抱いた金子氏が、取引の透明性や正当性を証明するための仕組みを作ろうと開発に乗り出したのではないかという説です。

また、サトシナカモトが保有している100万BTCはいまだに売り出されていません。このサトシナカモトが金子氏である場合、この100万BTCは一生売りだされることはありません。

金子勇の人生を題材にした映画

2020年春、Winny事件を題材とした映画が公開されます。主演は三浦貴大さん、門馬直人監督がメガホンをとりました。

金子氏の視点はもちろんのこと、金子氏を逮捕した刑事の目線でのWinny事件も描かれていて、日本からすごいサービスが生まれる可能性があったWinnyについての全貌が明かされます。

予定通り行けばもうすぐ公開されるので、全貌を知りたい方はぜひ見てみてください。

金子勇の書籍「Winnyの技術

金子勇の書籍「Winnyの技術」

金子氏は、ご自身が開発したWinnyをどのように構築したのか、どういう技術を使用して実現したのかといった内容をまとめた書籍「Winnyの技術 」を出版しています。

Amazonの口コミをみても、P2Pの技術に関してどこよりも詳しく、更にインターネットや技術に詳しくない人でも興味深く読むことができたという高評価が多く見受けられます。

技術に関しての知見が深いだけでなく、それを伝えるという技術も卓越していたということが口コミからもわかります。

気になる方はぜひ書籍を購入して読んでみてください!

 

金子勇に対する著名人の声(ホリエモン、ひろゆき)

ホリエモン

実業家としてロケット開発や、飲食店経営、Youtubeなど様々な活躍をされているホリエモンも、金子氏に対してこのようなツイートをしています。

Winny事件がなければ、日本からSkypeのようなサービスが出ていた可能性があったのではないかと思うと悔やまれます。

ひろゆき

2チャンネルの創設者であるひろゆきは、金子氏について特集されたNHKの番組で包丁を作る人と包丁を使う人を例に話していました。

要約すると、包丁を作る人と使う人は全く別物で、包丁を使って誰かを殺してしまった場合に、包丁を作った人も罪の対象になるのでしょうかといったところが論点になっています。

今回のWinny事件も、開発をした人と開発されたサービスを使った人がいる中で、悪用して使ったユーザーだけでなく、開発者も罪に問われるのであれば、全く新しいことはできないですといったことを話されていました。

まさにそうだと思います。ただ、当時はそうした技術に関する法整備も進んでいなかった点も踏まえると、革新的すぎたサービスだったのかなとは思います。

とにかく悔やまれるという一言につきます。

まとめ

金子氏が、逮捕されることがなければ、日本においてSkypeのようなサービスが生まれていた可能性もありました。

壮絶な人生を歩まれた天才ソフトウェアエンジニアの金子勇氏の生い立ち、経歴を紹介しました。

金子氏が、逮捕されることがなければ、日本においてSkypeのようなサービスが生まれていた可能性もありました。

こうした規制は良い方向に進むこともあれば、金子氏のケースのように悪い方に転ぶ可能性もあります。

ただ、規制にがんじがらめになって、新しいイノベーションが出てこなくなるのも問題です。

金子氏の反省から学べることはたくさんあります。

日本から世界を代表するサービスが生まれることを願います。

WRITER

1994年生まれ。愛媛県出身。インドの留学MISAOのIT留学一期生。 現在フリーランスのWeb広告運用者・Webエディター・Webライターとして活動中。

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