フロントエンドエンジニアになるために必要なスキルとおすすめのプログラミングスクール
エンジニア転職公開日 : 2019年05月02日 | [更新日] 2023年06月01日
目次
フロントエンドエンジニアとは?仕事内容を解説!
そもそもフロントエンドエンジニアとは何なのでしょうか?
フロントエンドエンジニアとは
フロントエンジニアは、HTMLやCSS、JavaScriptなどを用いてWebサービスやアプリケーションのフロントエンド(クライアント側、Webブラウザ側で作動する部分、画面部分)の開発行うITエンジニアのことをさします。
よくコーダーやマークアップエンジニアと間違われるのですが、フロントエンドエンジニアは、それらの上位職のようなイメージです。
フロントエンドエンジニアは、
・SEOを考えたページの設計
・UI、UXを意識した画面デザイン
・バックエンドを考慮したデータの入出力の設計・開発など
といった業務をコーダーやマークアップエンジニアの業務に加えて行わなければいけません。
最近では、Web周りの技術は発展や変化が激しいので、日々、スキルアップが必要ですし、Web開発において、とても重要なポジションになっています。
フロントエンドエンジニアに必須のスキル
次に、フロントエンドエンジニアになるために必ず必要なスキルを紹介します。
HTML/CSS
・HTML
Webページを作成するために開発された言語です。
コンピューターが理解出来るように文書の構造を定義することが主な役割となります。
Webページを作成する上で、最も基本となる部分ですので、全てのフロントエンドエンジニアに必須のスキルです。
・CSS
Webページのスタイルを指定するために使用されます。
画面のデザイン調整や色の指定に該当する部分で、デザイナーが作成したイメージ画像を、実際にWebページに反映する場合など、多様な場面で使用されます。
デザインがきちんと行われているWebページとデザインがイマイチなWebページでは再訪するユーザー数に大きな違いが出てきます。
Webサイトにおいてデザインは非常に重要な位置付けですので、全てのフロントエンドエンジニアが身につけておくべき必須のスキルです。
JavaScript ライブラリ/フレームワーク
・JavaScript
ユーザーが使用する画面に動きを付けるのがJavaScriptの役目。
検索ボタンを押す、カレンダーを表示して日付を選択するなど、画面上でユーザーが行なった動作に対して何らかの処理が実行されるのはJavaScriptを使用しているためです。
昨今のWebサービスでは文字だけで構成されたWebページはほとんどありません。
どのWebサイトを見ても何かしらのJavaScriptを使用した処理が行われているといっても過言ではない程、フロントエンドエンジニア の仕事をする上で必須となるスキルです。
・フロントエンドエンジニアにはJavaScript ライブラリ/フレームワークのスキルは必須条件
フロントエンドエンジニアに必須のスキルでJavaScriptの名前を出しましたが、基礎的な構文はもちろんJavaScriptライブラリ/フレームワークのスキルも必須条件といえます。
代表的なものにjQueryの存在があります。
ライブラリやフレームワークは、JavaScript単体で記述すると大量の時間や労力を浪費する処理を、わずか数行で実現させてくれるような便利なものです。
実際に開発の現場などにおいても、ライブラリやフレームワークを全く使用せずに開発されているケースはほとんどありません。
フロントエンドエンジニアとして活動する上で、確実に身につけておかなければならないスキルの一つです。
昨今のWebシステムではSPA(Single Page Application)と呼ばれるWebページが人気となってきております。
SPAのWebシステムを作成する際にもReact、Angular、Vue.jsといったモダンなフレームワークが使用されるケースが大半です。
SPAのようなモダンな開発を行うフロントエンドエンジニアにはこれらのフレームワークも必須のスキルとなってきているでしょう。
できるフロントエンドエンジニアになるためのスキル
次にできるフロントエンドエンジニアになるためのスキルを紹介します。
キャリアアップや給料をあげるため、さらにレベルの高いフロントエンドエンジニアになるために必要なスキルです。
UI/UX設計
フロントエンドエンジニアはデザイナーが作成したイメージ画像を実際にWebページ用にコーティングすることだけが仕事ではありません。
時にはデザインからコーティングまでを一貫して担当する場合もあれば、ユーザーが使いやすいシステムにするため、ボタンの配置など様々な点にこだわるのもフロントエンドエンジニアの仕事といえます。
UIとは
User Interfaceの略称で、Webシステムの場合、デザインやフォント・ボタンの配置などユーザーの視覚に触れる部分全て。
UXとは
User Experienceの略称で、ユーザーがサービスを使用して体験できること。
主にユーザーの感想に直結する部分であり、画面を操作する際に初心者の方にもわかりやすく作られていることや画面が表示されるスピードが早いなどユーザーに満足頂けるサービスを提供することをUXの向上と言います。
できるフロントエンドエンジニアを目指す場合、なるべく早い段階でユーザー目線の使いやすいシステムを意識して、プログラムを作成するスキルを身につけておくべきです。
※本質的な意味でUXとは、ユーザー体験全てということになりますので、サイト内の体験のみでなく、サイト訪問以前やサイト訪問後なども含むといった考え方もあります。
UI/UX設計スキルを身につけてこそ、できるフロントエンドエンジニアと呼べるでしょう。
CMS構築
CMS(Contents Management System)とはHTMLやCSSなどの記述をほとんどすることなくWebサイトを作成していくことが可能なシステムです。
CMSを導入することにより時間を大幅に節約してサイト構築が可能となります。
代表的なCMSには「WordPress」等があります。
WordPressは世界中で最も多くシェアされているCMSで、無料で利用することが可能です。
フロントエンドエンジニアの仕事としては、CMSのカスタマイズなど多数存在します。
一からサイトを構築するとなると、費用や労力が膨大に必要となります。
予算や労力の面から、CMSを使用した上でオリジナルの機能を追加して欲しいといった依頼はかなりの数存在しているのが現状です。
こういった依頼に対応するためにもフロントエンドエンジニアとして稼ぐスキルの一つとしてはCMSの知識があるといいでしょう。
サーバーサイドの言語と知識
近年のWebシステムは複雑化してきておりフロント側だけで完結するWebシステムはなかなかありません。
大抵の場合、DBを使用してデータの取得を行うケースやサーバー側で何らかの処理を行いフロントにデータを返却するケースがほとんどです。
サーバーサイドのスキルを完全に理解する必要はありませんが、フロント側で受け付けた処理をサーバー側へデータとして渡す必要があるため、ある程度のサーバー側の仕組みを知っておくことはフロントエンドエンジニアとしての必要です。
最近では、クラウドサービスが普及しているので、AWS(Amazon Web Service)などのクラウドサービスの知識も必要になってきています。
合わせてキャッチアップしておきましょう。
マネジメントスキル
最後はマネジメントスキルです。
後ほど詳しくみていきますが、フロントエンドエンジニアがキャリアアップして行こうと思うと、基本的にはマネジメントスキルが必要になってきます。
受けた指示をこなすだけでいい立場から、チームをまとめる立場になります。
具体的にはスケジュールの管理や、人材の配置場所の決定、さらにはチームのメンバーのモチベートなどのスキルが必要です。
普段から上司がどうやってマネジメントしているか、そのようにチーム内でコミュニケーションを図っているかを観察しておくことをおすすめします。
フロントエンドエンジニアの年収相場
気になるフロントエンドエンジニアの年収はどうなっているのでしょうか?
大手求人サイトindeedを見ると、
フロントエンドエンジニアの平均年収は、526万円となっています。
日本の全体平均年収に比べると、かなり高い水準であることは間違いありません。
エンジニアの世界は実力社会なので、全員が平均と同じ額もらえる訳ではありませんし、逆に実力があるともっと稼ぐことができます。
まずは、フロントエンドエンジニアとしてのスキルを磨くことから始めましょう!
フロントエンドエンジニアの将来性
今からフロントエンドエンジニアを目指す、今フロントエンドエンジニアとして働いている方にとってフロントエンドエンジニアの将来性は知っておきたいですよね。
結論から言うと、フロントエンドエンジニアに対する需要は今後も高くなっていきます。
Googleトレンドで「フロントエンドエンジニア」というキーワードの検索数を調査してみました。
2008年辺りから、右肩上がりでフロントエンドエンジニアの検索数が増えています。これは、年々フロントエンドエンジニアの注目度が上がっているからです。
技術発展、変化の激しい分野なので、今の技術だけではフロントエンドエンジニアとしての将来はありませんが、日々スキルアップを図る、新しい技術をキャッチアップすることで十分生き残っていけるでしょう。
今の技術に安住せず、日々、己を磨いてください!
フロントエンドエンジニアのキャリアパス
フロントエンドエンジニアからどうキャリアアップするのか、こちらでいくつかキャリアパスを紹介します。
ぜひ、参考にしてみてください。
フルスタックエンジニア
フルスタックエンジニアは、フロントエンドとサーバーサイドのスキルを持つエンジニアの事です。
フロントエンドだけでなく、OSに関する知識などサーバーサイドについても深く理解しておくことが必要です。またクラウドサービスのAWS・Azureなどに関する知識も必要になっています。
Webディレクター
Webディレクターは、プロジェクト計画の立案・提案やクライアントとのやり取り、マネジメントなどの業務を行うWebに関するプロジェクトの責任者を指します。
プロジェクトチームをマネジメントするために、スケジュールの管理、人員管理などはもちろん、提案力、交渉力なども必要です。
Webディレクターの平均年収は、552万円。
ITコンサルタント
ITコンサルタントは、クライアントの抱える課題を、ITに関する知識、切り口から解決していく仕事です。
フロントエンドエンドエンジニアからITコンサルタントを目指す上で、フロントエンドに関する知識は当たり前ですが、幅広いITの知識・営業力が必要になります。
ITコンサルタントの平均年収は、727万円。
フロントエンドエンジニアになるためにおすすめのプログラミングスクール
最後に、フロントエンドエンジニアになるためにおすすめのプログラミングスクールを紹介します。
Tech Academy
Tech Academyには、フロントエンドエンジニアを目指す人に向けたコースがあります。
オンライン完結型のプログラミングスクールですが、パーソナルメンターがついているのでわからないところはすぐに質問できますし、挫折せずに学習を進められます。
実際にオリジナルのWebサービスをリリースするといったより実践的なカリキュラムもおすすめの理由の1つです。
CodeCamp
フロントエンドエンジニアを目指すのであれば、CodeCampのWebマスターコースがおすすめ。こちらでは、HTML/CSS・JavaScript・PHP・jQuery・MySQLを学習することができます。
Webマスターコースでは、クックパッドのようなサービスを実際に作成します。将来的にWebサービスを作りたいという方に特におすすめのプログラミングスクールです。
tech boost
tech boostは、「エンジニアへ就職・転職したい」「フリーランスとして独立したい」「起業を目指したい」「教養として学びたい」といった4つの目的からコースを選択できます。
「エンジニア へ就職・転職したい」というコースは、フロントエンドのスキルが身につくだけでなく、就職・転職サポートもついているので、企業でフロントエンドエンジニアとして働きたいという方には特におすすめです。
まとめ
フロントエンドエンジニアになるために必要なスキルからフロントエンドエンジニアになるためにおすすめのプログラミングスクールまで、フロントエンドエンジニアに関する情報をみていきました。
何度も言いますが、Web周りの技術の発展、変化はとても激しいので、日々新しい技術に関する情報の収集・勉強がフロントエンドエンジニアには必ず必要になります。
あなたが、フロントエンドエンジニアになり、努力を続け、トップエンジニアになることを願っています!
WRITER

コードランとは、プログラミング初心者や副業/フリーランス向けに、プログラミングスクールの評判や口コミを比較できるサイトです。 スクール比較のほかに、現役エンジニアたちが現場で活躍できるようになるまでのストーリーや 「未経験でもプログラマーになれるの?」「 スキルアップするには何からはじめればいいの?」「 フリーランスはみんなどうやって稼いでるの?」 「実際のお給料は?」 など、プログラミングを志すみなさん向けの記事を集めています。