フリーランスエンジニアとして独立する人が必ず抑えるべき3つのポイント【資金?】【貯金?】【支援?】

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会社員とフリーランスの違いとは?

何が違うの?

会社員とフリーランスの違いは、会社に雇われとして働くか自立して働くかの違いです。

どちらにもメリットとデメリットがありますので、確認しておきましょう。

正社員

メリット:給与が保証されている
デメリット:場所・時間が拘束される

フリーランス

メリット:場所・時間に拘束されない
デメリット:収入が保証されていない

簡単にいってしまうと、正社員は安定した生活を送れる一方で自由がなく、フリーランスは自由な生活を送れる一方で生活が安定しない働き方となります。

どちらが良いというのは一概には言えません。
人それぞれで自分に合った働き方があります。

本記事では、フリーランスとして独立を考えている方向けに、独立する際に必ず抑えておいてもらいたいポイントをご紹介していきたいと思います。

独立すると実際給与はいくらになる?

フリーランスとして独立しようと考えている方が最も気になるのは、会社員時代の給与に当たる収入は実際いくらになるのかという不安ではないでしょうか。

フリーランスになると会社員よりも働き方が多様なことから、平均してどれくらいの年収と表現するのは難しいです。

中小企業庁が公表している「小規模企業白書」などを参考に調査してみると、最も多い年収帯は400万円以下とされており、なかなか独立してすぐに十分な収入を得ることは難しいと推察出来ます。

しかし、「小規模企業白書」が公表しているフリーランスはエンジニア以外の職種も含まれており、エンジニアのみで算出した場合にはもう少し高い収入を得ているのではないかと推察されます。

理由としては、フリーランスエンジニアとして独立する登竜門として、SES契約の客先常駐型エンジニアとして働くエンジニアが多いことにあります。

SES契約とは、IT業界における委託契約の一種で、準委任と呼ばれる「労働時間に対して単価が支払われる」契約です。

SES契約では、安定した収入が見込めると同時に、比較的高単価の案件が多いためITエンジニアのフリーランスの収入はもう少し高いと推察出来ます。

保険はどうなるの?

保険に関しては、会社員ではなくなるため、個人で「国民健康保険」に加入する必要があります。

会社員の場合には、社会保険に加入することとなり、会社と費用を折半していた方が大半だと思いますが、フリーランスとして独立すると保険料は全額自己負担となります。

近年では、フリーランスを専門として案件を紹介してくれるエージェントの中に、社会保険システムを導入している企業も出てきてはいますが、基本的には自己負担と考えておいて問題ありません。

エンジニアスキルがなくて独立すると必ず失敗する!?

スキルがないと失敗

フリーランスとしての働き方が一般的になってきたこともあり、エンジニアスキルがなくても独立することは可能なの?といった疑問が多く見られるようになりました。

結論としては、エンジニアスキルがない状態での独立は高確率で失敗します。

理由としては、フリーランスは会社員以上に実力と信頼で案件を獲得する必要があるためです。
会社員の場合、クライアントは「会社」を信頼して案件を依頼することが多いのですが、フリーランスに仕事を任せる場合には「個人」を信頼して案件を依頼する必要があります。

エンジニアスキルがない・実績がない人に仕事を依頼する側としては、案件を任せることは難しいですよね。

フリーランスとして独立しようと思うと、どうしてもエンジニアとしてのスキルや実績をクライアントにアピールする必要があるため、エンジニアスキルのない状態での独立は案件を獲得できず失敗に終わる可能性が高いでしょう。

実際にフリーランスをした人の失敗談

実際にフリーランスとして活動をしてみたものの、失敗に終わり会社員に戻る方も多くみられます。
ここでは、いくつかの失敗談をご紹介していきたいと思います。

無計画に低単価の案件も含めて受注している
フリーランスとして独立したばかりの方に多いのが、低単価案件を大量に受注してご自身の許容量以上の仕事を受注してしまうケースです。

フリーランスは案件を受注しないことには、そもそも収入がなくなってしまうため安定して案件を受注出来ていない時期は特に、低単価案件でも大量に獲得しようと考えてしまいがちです。

計画的な低単価案件の受注であれば問題ありませんが、目先の収入のためだけに低単価案件ばかり受注していると必ず伸び悩むことに繋がります。

スキルレベルが低い

根本的にフリーランスとして独立してみたものの、スキルレベルが低いことが原因で案件を獲得出来ない方も失敗例として多くあります。

フリーランスは稼げるといった魅力的な言葉のみを鵜呑みにし、実力が伴わずに独立してしまう未経験の方や業界1~2年目の方に多い印象です。

フリーランスとして活動する際には、ライバルは業界歴10年以上の方も多く、競い合って案件を獲得していかなければいけません。

会社員のように、助けてくれる先輩がいる訳ではありませんので、自分一人でもなんとか出来るスキルを身につけて独立することをおすすめします。

プロとしての意識が低い

プロとしての意識が低く、フリーランスとしての独立に失敗する方も多くいらっしゃいます。

フリーランスとして活動を始めると、時間や場所の縛りがなく、上司や先輩に仕事の様子をチェックされることもありません。

そのため、ちょっとくらいサボっても良いだろうとの思いから手抜きな作業を行ってしまうケースが見受けられます。

クライアントは、企業・個人に関わらずお金を払って依頼してくれるお客様です。
プロとしての意識を持った仕事をしないと、クライアントからの評価は下がり、継続した収入を得ることは難しいでしょう。

成功している人はこれをやっている!ポイント3つをご紹介

フリーランスとしての独立が成功している人の実践していることとして、共通するポイントがいくつかあります。

本記事でも3つの大事なポイントについてご紹介していきます。

自己管理が出来ている

まず、自己管理が出来ていることは必須の条件となります。

自己管理とは、仕事のスケジュール管理はもちろんですが、ご自身の健康管理についても同様です。

フリーランスとして働く上で、健康は最も大事なポイントとなります。
ご自身が病気やケガで働けなくなってしまうと、会社員時代のように他の人がカバーしてくれるようなことはありません。

しっかりと自己管理をして、仕事を効率化しプライベイトな時間も楽しむことでこそ、フリーランスとしての自由な働き方が手に入ります。

事業計画をしっかりと持っている

事業計画を持たずに成り行き任せで仕事を受注していると、なかなか業績は向上していきません。

フリーランスとしての失敗談でもご紹介しましたが、低単価案件ばかりを引き受けてご自身の許容作業量をオーバーしてしまっているようなケースなどもダメなパターンの1つです。

事業計画をしっかりとたて、将来の目指す方向を決めておくことで、目先の収入にばかり捉われず事業として本当に必要な案件を獲得することが出来るようになっていきます。

クライアントと良好な関係を築いている

フリーランスとして継続的に事業を続けている方の多くは、接点を持ったクライアントと良好な関係を築いており、継続的に案件を受注しています。

フリーランスとして活動していく上で、営業して案件を獲得することは必ず必要となりますが、クライアントと良好な関係を築いておくことで、頻繁に新しい案件の依頼を受けることが可能となります。

営業工数が不要になるだけでなく、既に信頼関係が出来ているため相談などもしやすく、また単価も高めに設定されるケースが多くあります。

既存のクライアントと良好な関係を構築しておくことは、良いことばかりなのでフリーランスとして成功するためには、ぜひ抑えておきたいポイントです。

エンジニアでフリーランスになるためには貯金が必要?

貯金が必要

エンジニアでフリーランスになるためには、貯金はそれほど多くなくても独立可能と言えます。

理由としては、フリーランスエンジニアとして活動を始める際、初期費用がほとんどかからないためです。
もちろん収入が安定するまでの生活費などは必要となりますが、他の事業のように開業資金として数百万円以上の資金が必要などということはありません。

またフリーランスエンジニアの働き方として、客先常駐型のフリーランスエンジニアがあります。
エージェントを通して案件を獲得する場合が多く、比較的簡単に仕事を獲得することが出来ます。

エージェントにより「支払いサイト」と呼ばれる、締め日から実際に報酬が支払われるまでの日数は変わりますが、基本的には継続案件が多いため毎月安定した収入が期待できます。

上述したように、フリーランスエンジニアの場合、初期費用はほとんどかからず継続収入も比較的見つけやすい傾向にあるため、貯金はそれほど準備しなくても問題ないでしょう。

【副業エンジニア向け】受託開発案件の見積り・案件獲得・契約書について解説【雛形付き】

エンジニアでフリーランスになるためには支援が必要?

支援が必要

エンジニアでフリーランスになるためには、支援がない状態でも十分に独立して活動することが可能です。

理由としては、フリーランスを専門に扱ったエージェントが豊富に存在する点にあります。

エンジニア以外の自営業では、前職のコネクションや支援がない場合、新規のクライアントを見つけるハードルが高い傾向にあります。
しかし、エンジニアの場合にはエージェントが営業を代わりに行ってくれたり、クライアントを紹介してくれるため、比較的簡単に案件を見つけることが可能となります。

フリーランスでプログラミング案件を獲得するまでに必要な準備とステップ

エンジニアでフリーランスになるためには資金が必要?

エンジニアでフリーランスになるためには資金はほとんど必要ありません。

フリーランスエンジニアの多くが、開業届けを提出する際、自宅を作業場所として指定しており、事業所代などの費用が新たに発生することが少ないためです。

またパソコンやインターネット環境など、エンジニアとして必須となる商売道具は既に所有していることがほとんどで、新たに購入しない限り追加資金が不要です。

開業資金がほとんどかからない点は、エンジニアがフリーランスとして独立しやすい大きなメリットです。

フリーランスとして失敗したときに戻れる場所を確保しておこう

場所を確保

フリーランスとして失敗してしまったときのことを考えると不安で、独立する勇気が出ないという方も多いのではないでしょうか?

フリーランスとしての独立を考えている方には、ぜひ失敗したときに戻れる場所をあらかじめ確保しておくことをおすすめします。

例としては、以前の職場やエンジニア仲間の会社などが挙げられます。
エンジニア界隈は人手不足に悩まされており、再就職のしやすい業界でもあります。
あらかじめ戻れる場所を確保しておくことで、もし失敗しても大丈夫というメンタルを保つことができ、積極的にフリーランスとしての活動が可能となるでしょう。

勉強会に参加してフリーランス仲間を作ろう

フリーランスは孤独な作業となることも多く、どうすればフリーランス仲間を見つけられるのかわからない方もいらっしゃると思います。

実はエンジニア界隈のフリーランスでは、積極的に勉強会や懇親会のようなものが多く開かれています。
こういった場に積極的に参加することで、フリーランス仲間を増やしていくことが出来ます。

フリーランス仲間を作っておくと、困ったときにサポートを受けられたり、案件を紹介しあったり有意義な関係を築けます。

最初のうちは参加するのに勇気がいると思いますが、ぜひ一度勉強会へ参加してみることをおすすめします。

エンジニア向け勉強会の見つけ方と効果的な活用方法

安定した収入が入ってくるまでは固定で受けられる仕事を探そう

フリーランスエンジニアとして効率的に稼ぐためには、単価の高い「成果物報酬型」と呼ばれる案件を短い時間で完了させることが有効です。

しかし、成果物報酬型の単発案件ばかりを狙っていると、案件を受注出来ない場合、収入がなくなってしまう可能性も高くなります。

安定した収入が入ってくるまでは、「プロジェクト型」と呼ばれる継続して依頼のある案件や「準委任契約型(SES)」で時間換算で報酬を受け取れる案件を探してみることをおすすめします。

収入が安定してくると、ご自身で選べる仕事の幅も増えるため最初のうちは固定で受けられる継続的な案件を見つけるようにしましょう。

まとめ

フリーランスまとめ

本記事では、フリーランスとして独立する人が必ず抑えるべきポイントをご紹介してきました。

結論として、フリーランスのエンジニアとして独立することはそれほど難しいことではありません。
貯金や事業資金など、少ない費用でも始めることが可能で、支援についてもエージェントなどを活用することで案件獲得のサポートを受けることが可能です。

しかし、誰でも独立出来るというわけではなく、ご自身のスキルや実績をしっかりと把握しておくことも大事です。

フリーランスになれば、会社の後ろ立てはなくなり、個人の実力で仕事を獲得しなければなりません。
本記事の情報を参考に、フリーランスとして独立するメリット・デメリットを把握した上で、フリーランスエンジニアとしてのスタートを切っていただければ幸いです。

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