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ITエンジニアが知っておきたいIT偉人【Dropbox創業者:ドリュー・ヒューストン編】

プログラミング学習

公開日 : 2020年02月22日 | [更新日]

インターネットに写真などのファイルを置くことができるオンラインのストレージサービスはたくさんありますが、その中でも「Dropbox」というサービスをご存知でしょうか。

そのDropbox、実はストレージサービスとしてはかなり後発のサービスなのですが、スタートアップから急成長をとげ、現在では180カ国以上に5億人のユーザーを抱えるサービスとなっています。

今回はそのDropboxの共同創業者の一人であるドリュー・ヒューストン氏を取り上げ、どのようにサービスの成長に携わってきたのか、詳しく解説します。

それでは早速見ていきましょう!

ドリュー・ヒューストンってどんな人?

 

ドリュー・ヒューストンはアメリカのインターネット起業家であり、オンラインでのバックアップとストレージサービスであるDropboxの共同設立者です。

1983年生まれで、2007年のDropbox創業以降、現在までCEOの立場にあります。

2010年にはBusiness Week誌が選出した「IT業界における30歳以下の優れた起業家」の1人として選ばれた経緯もある超有名起業家。

まだまだバリバリの現役CEOであり、Dropbox自体の企業としての成長も業界的に注目を集めていることから、様々な舞台で講演する機会が多いです。

エンジニアとして、または経営者としての視点で学べる機会をこれからもたくさん提供してくれる事でしょう。

引用元:Wikipedia

ドリュー・ヒューストンの名言・格言

ドリュー・ヒューストンといえばこのスピーチと言われるほど有名な、マサチューセッツ工科大の卒業式にて行ったスピーチがあります。その中から「人生のコツはたったの3つ」として挙げられた言葉を紹介します。

見出しだけみても何のことやら?なので、原文も含めてその中身について見ていきます。

”テニスボール”

好きな事を仕事にしなさい、と言おうと思ったのですが、その言葉は実はあんまり意味がないんです。なぜなら、みんな、今やっている事が自分の好きな事だと簡単に思い込んでしまうからです。誰も自分が嫌いな事をやっていると思いたくないですよね?こう考えてみると最も幸せで成功している人たちは、自分の好きなをしている人ではなく、自分にとってのチャレンジお攻略することに夢中になっている人なので、そしてその人にとっては、それがとても大切なことなのです。

I was going to say work on what you love, but that’s not really it. It’s so easy to convince yourself that you love what you’re doing ? who wants to admit that they don’t? When I think about it, the happiest and most successful people I know don’t just love what they do, they’re obsessed with solving an important problem, something that matters to them.

これとテニスボールにどんな関係が?と思うかもしれませんが、彼は成功した人たちを「テニスボールを追いかける犬」と例えます。つまり、そんな犬のようにがむしゃらに何があっても追いかけていけるような「テニスボール」を見つけることが重要だと学生に伝えるのです。

”サークル”

ここで言う”サークル”は、自分の周囲の人間関係、中でも自分に刺激を与えてくれる人間を意味します。

あなたの価値は、自分と一緒に過ごす5人の平均値で決まると言われます。あなたにとってサークルとなる5人は誰でしょう?

They say that you’re the average of the 5 people you spend the most time with. Think about that for a minute: who would be in your circle of 5?

自分に刺激を与えてくれる人と一緒に過ごすということは、自分に才能があることや一生懸命に働くことなど同じくらいに大切である

One thing I’ve learned is surrounding yourself with inspiring people is now just as important as being talented or working hard.

自分にとって尊敬できる人と出会い、彼らから学べることはとても大きなメリットであり、そのような環境が他の場所にあるのなら引っ越すべきだ、とまで言い、自分を高めてくれる人たちを「サークル」とする重要性を伝えています。

”30000”

インターネットで「あなたの人生は30000日」という言葉を見つけました。最初はあまり深く考えなかったのですが、計算機を取り出して24(歳)✕365(日)と打ち込んでみたところ、なんてこった!9000日あまりもう終わっているではないか。これまで自分は何をしてきたのだろう?

I read something online that said “There are 30,000 days in your life.” At first I didn’t think much of it, but on a whim I tabbed over to the calculator. I type in 24 times 365 and ? oh my God, I’m almost 9,000 days down. What the hell have I been doing?

この出来事から「準備をしている暇はない、練習は終わり、リセットボタンなんて無い」と悟ったとして、以下の言葉を続けます。

私は人生をパーフェクトにするのではなく、代わりに面白い人生にしようと。

So from then on, I stopped trying to make my life perfect, and instead tried to make it interesting.

この計算をする中で、30000日という人生の具体的な長さを実感したことで「やることを10個決めた」とかいう結論にならないところが素晴らしくないですか?

考えに考えて完璧にこなすよりも、準備も練習もないままに人生を面白いものにしようという言葉は、その場にした人に勇気を与える言葉になったに違いありません。

引用元:
あなたの人生はあと何日?20代MIT卒経営者の心に響くスピーチ日本語字幕と全英文

ドリュー・ヒューストンの経歴

幼少期

ドリュー・ヒューストンはアメリカのマサチューセッツ州にあるアクトンという街で1983年3月4日に生まれました。

6歳の頃、父親にもらったPCjrでBASICというプログラミング言語を教わったことから、8歳でPascalを自ら学び、12歳の頃にはC言語を使ったプログラミングをしていたというエピソードがあります。プログラム言語を切り替えて使いこなすほどの素養が小学生くらいの時期に備わっていたのに驚きますよね。

学生時代

学生の頃、コンピューターでオンラインゲームを遊びながら「ゲームがどのように動いているのか」その仕組みに興味を持ちます。その流れからアクトンの高校卒業後、マサチューセッツ工科大学に進学し、コンピュータ科学を専攻。

大学3年生の頃からドリュー・ヒューストンはそのプログラミングをスキルを活かし、いくつかのスタートアップに関わります。(Bit9、Accolade、HubSpotなど)

Bit9ではホワイトリスト型のセキュリティ関連プロダクトのテクニカルリードとして関わり、AccoladeというSAT(米国の大学進学適性試験)の採点サービスを立ち上げるなど、高いスキルと行動力を発揮していました。

Dropboxの誕生期

マサチューセッツ工科大学を卒業後、次なるスタートアップのアイディアを探していた2007年、バス停でとあるハプニングが起こります。ビジネスアイディアに関するメモリースティックに入っていたファイルを見ようとしたところ、家に置き忘れてきたのです。

そのハプニングから「ユーザーがどこにいてもオンラインからアクセスできるストレージ」が必要だとして、わずか2週間ほどでそのプロトタイプを作ったものこそが「Dropbox」の始まりでした。

冒頭でDropboxはストレージサービスとしては後発であると書かせていただきましたが、Dropboxのプロトタイプができた当時も写真をオンラインに保存したりするサービスや、すでにそういったロッカーサービスをビジネスとして始めていた企業もたくさんあったといいます。

ヒューストン自身もそういったサービスを知っていたそうですが、ファイル選択時に必ずダイアログが表示されてしまうといった使い勝手の悪さから、作るしかないと考えたのでしょう。とはいえ、実際にさっと作ってしまうところがさすがですね。

Yコンビネーターとアラシュ・フェルドーシ氏との出会い

Dropbox実現のため、シリコンバレーの有名なベンチャーキャピタルのYコンビネーターに参加します。そのキッカケはYコンビネーターに参加していた友人がスタートアップを立ち上げ、多額の出資話をとりつけるような成功をおさめたことからです。

ですが、当時1人でDropboxを開発していたため、Yコンビネーター側はそのことを問題視していました。1人でのスタートアップはうまくいかない、困難も乗り切れないし、仕事量が増えた際に限界がきてしまうのだと。

そこで共同創始者として連れてきたのがアラシュ・フェルドーシ氏で、DropboxのCTOとなる人物です。結果、無事にYコンビネーターから出資を得ることができ、Dropboxは2008年にサービスをスタートさせたのでした。

ところで、共同創始者であるアラシュ・フェルドーシ氏とは友人のそのまた友人といった間柄で、このタイミングで初めて会ったということだそうですが、アラシュ氏のほうはというとDropboxのコンセプトを聞いてすぐ惚れ込んで行動に移していたそうです。

正式スタート以降におけるDropboxとの関わり

  • 2009年4月 ユーザー数が100万人を突破、同年9月に200万人突破、さらに同年11月に300万人を突破
  • 2011年10月 ユーザー数が5000万人を突破
  • 2012年11月 ユーザー数が1億人を突破
  • 2013年11月 ユーザー数が2億人を突破
  • 2015年6月 ユーザー数が4億人を突破
  • 2016年3月 ユーザー数が5億人を突破

引用元:Wikipedia

似たようなサービスがたくさんある状況で、このように爆発的にユーザーを獲得していった背景にはドリュー・ヒューストン氏の徹底的な使いやすさへのこだわりが要因の一つになっているといえるでしょう。

ヒューストン氏は「USBメモリーや外付けHDDと同じ感覚でクラウドストレージを使えるようにする」というコンセプトを磨き、ブラウザを介してのドラッグ&ドロップでのファイルアップロード操作、さらにPCのローカルフォルダとクラウド上のストレージが自動的に同期する「同期フォルダ機能」などを次々と導入し、使い勝手を向上させてどんどんユーザーを獲得していったのです。

そうして成長したDropboxは、Yコンビネーター卒業組の中でも最も成功した事例となっており、2018年3月23日に株式上場も果たしています。

ドリュー・ヒューストンのスピーチ・インタビュー動画

2013年 マサチューセッツ工科大卒業式におけるスピーチ


こちらは先の名言・格言のところで取り上げたスピーチです。彼がこの動画の中で語っていることは、自分自身が同じ立場で聞きたかった「人生のカンニング・ペーパー」だと述べています。

2015年 新経済サミットの基調講演でのインタビュー動画

Dropboxのサービスが始まって7年たったインタビュー時、オンラインストレージがポピュラーになってきた背景、そしてインターネットを媒介して提供されるオンラインストレージが対応すべき技術的な課題などについて語っています。

2017年 新経済サミットの基調講演でのインタビュー動画

前回の登壇時と同じインタビューアー西山 誠慈によって、Dropboxの何が変化したのか、なぜDropboxが競合から選ばれているのか、そういった点についてのDropboxの施策やドリュー・ヒューストン氏が描いているビジョンを引き出しています。後半ではプログラマーだったドリュー氏がどのようにCEOとしてのスキルを身に着けたのかについて、取り組んだこと、学んだこと、意識の持ち方などを交えながら語っています。

ドリュー・ヒューストンをフォローする

ドリュー・ヒューストン氏の公式アカウントは以下の3つがあります。

残念ながらいずれもアクティブなアカウントではないのですが、記事は残っているのでさかのぼって読んでみるとまた違った発見があるかもしれません。

まとめ

Dropboxはたくさんの似たサービスがある中、ある意味レッドオーシャンだと誰もが思っていた領域に飛び込むといったチャレンジングな事例でもあります。ですが、ドリュー・ヒューストン氏はユーザーの体験にこだわり、より自然に使える体験を実現し、サービスとして提供することで投資家の予想に反して急成長をさせる手腕を見せました。

ドリュー・ヒューストン氏のスゴイところはそのビジネス面での手腕にもあり、ユーザーの新規獲得率の高さ、そして定着率の高さを武器にして、スケールしていくビジネスモデルを確立しているのです。

利便性によって引き込まれた新しいユーザーが使い勝手に満足して有料のプランに移行していき、そこからさらに別のユーザーを招待するといった流れで、ユーザーにもDropboxにもWin-Winの関係を築いているのです。

今後のDropboxがどのように進化していくのか、是非とも注目していただきたいです。

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