駆け出しエンジニアよ、よく聞け!つよつよエンジニアの俺がお前らにクソありがたいアドバイスをくれてやる
エンジニア転職公開日 : 2020年01月24日 | [更新日] 2023年05月01日
先日、あるクライアントが私に、「キャリアを始めたばかりの人にどんなアドバイスをするか」を聞いてきました。
私が返事を書き始めたとき、私の頭に浮かんだものはすべて、ググればどこにでもあるようなアドバイスばかりでした。
「興味を持つこと」
「ちゃんと働くこと」
「わからないことがあったら、たくさんの質問をすること」
これらは悪いアドバイスではありません。でも、かなり曖昧だし、そんなアドバイスを聞いても、多くの人は「そんな当たり前なことww 当たり前すぎて、アドバイスですらないわw!」といった感じでしょう。
同じように思った私はアドバイスを送ることは止めました。
その時から、5か月が経っても、ずっと心の中にこの質問が残っていたのですが、あれからすごく考えて、今は価値がありそうなアドバイスをできるようになりました。
駆け出しエンジニアへ、私からのアドバイスです。
目次
何でもいいから何かに特化した人材になろう
何か新しいゲームを始めるとき、レベル1から始まりますよね。あなたの直近の目標はレベル2になることだと思います。
それはゲームだけではなく、あなたがエンジニアとしてキャリアを始めたときも同様です。
もちろん、次のレベルに到達するには、技術的な能力を身に付ける必要があります。まず到達しないといけないレベルは、ふられたタスクを独力で完了できるようになることでしょう。
そもそも、そのためには上司からの信頼を得る必要もある。上司があなたを信頼して仕事を任せてくれるようになるために、もう、やるべきことはわかってますよね?
何かの専門家になるよりも、簡単で良い方法とは
– 会社が導入する新しいツールに詳しくなることかもしれません。
– チームが依存しているライブラリに詳しくなることかもしれません。
– 誰も触りたがらないレガシーなシステムに詳しくなることかもしれません。
そういったところであなたの価値を発揮すればいいのです。
多くの企業はレガシーなシステムを通じてお金を稼いでいます。ただし、誰も好き好んでそこに対して働こうと思わないのです。むしろ怖すぎて見たいとも思わないほどです。ただ、ビジネスの中での重要性を考えると、それを使うことを余儀なくされているのです。
ビジネスにとって重要なレガシーなシステムを見つけ、それに対するチームの知識が不足している場合はチャンスです。
システムについてできる限りのことを学び、学習することで、チームにとって貴重な存在になることができます。このレガシーシステムの専門家になると、すぐに誰もが回答を求めてあなたのところに来ます。
もちろん技術を磨くことは重要ですが、社内で信頼されるくらい、ある特定のものに特化しましょう!
絶対に若手のように振る舞わないこと
職場の中であなたが一番若かったとしても、絶対に若手のように振る舞わないでください。
それは他の人に対して、あなたの年齢に対するバイアスを強くしているだけです。
できる限り自分の能力を最大限に発揮し、あなたの上司よりも成熟した感じで振る舞ってください。
勘違いして欲しくないのですが、不必要に偉そうに振る舞えということではなく、年齢を理由にアクションに制限を設けて欲しくないということです。
あなたの年齢がハンディキャップになるべきではないし、それが言い訳になってしまうのもよくありません。
逆にあなたが年をとったときは、逆のことが当てはまります。若々しく、元気に振る舞いましょう。職場の中のエネルギーを奪う人になってはだめです。
目先のお金よりも学習を優先しよう
キャリアが進むにつれて、最も価値のあることはあなたの知識と経験です。しかし、すべての経験が等しく価値のあるものではありません。また、すべての経験が同じ学習量で得られるわけではないんです。
毎日9時から5時まで働くことは、8時間学習したことと同じではありません。
学習には意識的に練習することが必要です。残念ながら、私たちが仕事で行うことのほとんどは、すでに知っていることです。それは学習ではありません。
あなたのキャリアがどのように進んでいくかは、ほとんどが運にかかっています。業界で最も成功している人々は、適切なタイミングで適切な場所にいることで、今の地位に到達しています。
ただ、あなたのキャリアは自分で選択することができます。あなたが最も挑戦できる環境で、多くの学習をする必要があります。
Twitterとかで年収1,000万がどうたら!みたいなことをつぶやいているインフルエンサーがいますが、気にしなくていいです。
キャリアが始まったばかりの段階で、年収が満足いく額でなくても、全く問題ありません。
キャリアを歩む上でたくさんの学習と経験を積めば、2倍以上の額を稼ぐなんて分けないことです。その方が幸せですし、成功したキャリアを歩むことができるはずです!(もちろん知識を得るための努力は必要です)
クラウドを活用すれば、新しいアイデアやテクノロジーを安くで試すことができる時代だしね。興味のあることや、ワクワクすることを自分で学習するようにしてください。
あまり同年代の人、同レベルの人と交流しないこと
インターンシッププログラムで出会った人や、気の合う同年代の人、同じような経験値の人とだけつるみがちです。
これは最初はよく思えるかもしれないですが、自分自身を制限してしまうことに繋がります。ネットワークサイエンスによると、「キャリアの成功の要因の1つは、多様でオープンなネットワークにいること」です。
社内の他の年齢、国籍、部署の人々と交流してみてください。より多くの開発者コミュニティに参加してみてください( IT勉強会支援プラットフォーム「connpass」なんかおすすめです )。オープンソースプロジェクトに貢献してみてください。ミートアップやカンファレンスの開催を手伝ってみたり、そういうイベントで5分くらいのLTとかでもいいので、話したりしてみてください。
私は8年以上にわたり公演を行ってきましたが、それが私のキャリアに多大な影響を与えてくれました。話すことの一番いいところは、あなたの思いに共感してくれた他のスピーカーや主催者、参加者など、たくさんの新しい人に出会えることです。
駆け出しエンジニアだからといって、初心者のエンジニアだけとつるんでいるのはもったいないです。
是非自分とは違う”人種”と交流するようにしましょう!
ブログ/ YouTube / Twitchなどで発信しよう
「私はまだ始めたばかりで、私から学ぶことに誰が興味があるのか」と考えているかもしれません。それは間違っています。
毎日エンジニアとして新しくキャリアをスタートする人がいます。彼らも同様にあなたが今までに直面した問題に直面します。それらに対して自分はどのように解決したのかをあなたなりの視点で伝えることができるのです。
私は個人的に書くのが大好きで、過去10年間に800以上のブログ記事を書いてきました。自分の考えを書いてまとめることで、自分は何を知らないのかそのギャップを理解するのにとても役立ちました。
自分の言葉で他の人が理解できるように説明できない場合、あなたは十分に理解できていない証拠です。もし書くことが億劫だったり、得意じゃないという人は、YouTubeでもTwitchでもニコ生でも何でもいいので試してみましょう!
ビジネスを理解する
早い段階では、あなたがどれだけ質の高いコードを書くことができるか。ベストプラクティスを守っているかなど、実行能力に基づいて評価されることになります。あとは、問題解決能力も見られることになるでしょう。
キャリアの初期段階であなたが気にするべきなのはこれだけで、時間と精神的なエネルギーを使っているのは、ほとんどそのくらいですよね。本当に駆け出しの人にとっては、ただついていくことに必死…!なんてこともあるかもしれません。
しかし、企業は実際のコードの詳細を気にしません(はっきり)。ソフトウェアエンジニアとしての仕事はコードを作成することではありません。あなたの仕事は、ユーザーの獲得や、リテンションの向上、収益の向上など、ビジネスにプラスの影響を与えることなのです。
もちろん、可読性が高く、拡張性のあるコードを書くことは大事ですが、それはあくまで事業を行うときに、そのコードの改善コストを下げるという意味で重要ということで、ユーザーはコードが綺麗かどうかなんてどうでもいいのです。
私はこのことを理解するのに何年もかかったのですが、それは私のキャリアを大きく変えてくれました。
時間をかけてもいいので、ビジネスの運営方法、どう事業が成り立っているのかを理解してください。ビジネス上の意思決定を推進する内的および外的要因は何だと思います?
組織が直面している最大の課題は何ですか?
もしその課題に対して新たな視点を提供して、ビジネスを新しい方向に進めることができれば、それはコードを書くだけよりも圧倒的に価値があり、あなたの評価につながるはずです。
早めに投資する
これは私がキャリアを始めたときに知りたかった教訓です。
自分の時間を、適切な領域に、早めに投資しましょう!
投資のタイミングだけでなく、投資の時間についてです。投資を早くに始めれば始めるほど、複利の力を享受できるようになります。
「複利の力は、宇宙で最も強力な力です。」
–アルバートアインシュタイン
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微妙な上司のもとでは働くな
残念ながら、人生は本当に短いです。そして、世界には素晴らしい上司だけではありません。
もしあなたが、あまり良くない上司のもとで仕事をしていることに気付いたら、あなたが飢えていて、本当にこの仕事を必要としない限り、新しい仕事を探し始めてください。
ただし、ひとつ知っておいて欲しいのは、優秀な人材を探している先進的で進歩的な企業はたくさんあるということです。
もしどうしても合わない上司だったら、潔く逃げましょう!
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